隣人 の感想

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参照データ

タイトル隣人
発売日販売日未定
製作者重松 清
販売元講談社
JANコード9784062101400
カテゴリ文学・評論 » 文学賞受賞作家 » 直木賞 » 101-125回

購入者の感想

和歌山カレーヒ素殺人事件、池袋通り魔事件、文京区幼稚園児連れ去り殺人事件など事件を取材したものが多いが、脱サラ出家やソニーのロボット犬「AIBO」の話題などもある。
個々の作品のボリュームは多くはない。採り上げ方も様々。全編を通したテーマ性もあまりなく、その分、散漫な印象も受ける。いいようにとれば、現代社会を撫で切った、といったところだろうか。
個々の事象を真正面から捉えるというよりも、著者独特の視点(著者の小説のテーマに通じる部分が少なくない)で記述された部分が少なくなく、この独特の視点が読みどころ。
元新聞配達員の23歳青年による池袋通り魔殺人事件では、犯人の故郷、家庭環境、生き方は著者の最近の作である「疾走」の主人公像に重なる。
都会から田舎へIターンし農業就業した一家の心中事件を取り上げた章も印象的。家族を抱え、選んだ第二の人生にくじけ、どうすることもできなかったのであろうか?

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講談社から発売された重松 清の隣人(JAN:9784062101400)の感想と評価
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