東京喰種トーキョーグール リマスター版 2 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL) の感想

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　人肉を主食とする「喰種（グール）」のおはなし。
　２巻ではその喰種を追跡・抹殺する「喰種捜査官」が登場します。彼らが喰種を追いつめ、惨殺する様は圧巻でした。
　この「捜査官」という敵役の登場と、喰種の世界の描写（喰種の食事偽装・マスク作り・食糧調達）があるせいか、１巻よりは格段に面白い。個人的には後者のような日常パート(？)が好きです。
　表紙のトーカちゃんは、主人公の指を踏み折って「明日にはくっつくわよ」と、相変わらずのドＳっぷり。
　本巻で主人公の戦闘シーンはほとんどありませんが、喰種の世界により足を踏み入れているので、「捜査官」との対峙も遠くないように感じます。

この巻では喰種の敵対組織が現れます。また、喰種側の登場人物も増えてきて盛り上がってきた気がします。
ただ、悲劇的なシーンも「この展開見たことあるわ〜。3年くらい前に見たわ〜。」的な感覚になります。
だからといってパクリだらけだったり、マンネリ化していて読んでもつまらないというわけでは決してありません。
1巻では「今後に期待小」くらいな感覚でしたが、2巻では「今後に期待中」です。
ただ、やっぱり「食人」が切っても切り離せないテーマなので苦手な人には全く受け付けられないかもしれません。

あと相変わらず表紙が綺麗です。
中身でも1枚絵は非常に綺麗なので、あとは漫画的表現に慣れたら結構化けそうな気がします。
ただ、進化した絵でこの漫画描かれたら相当グロいことになりそうで怖い(笑)