相棒 season9 ブルーレイBOX（6枚組） [Blu-ray] の感想

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シーズン６以降は一定のレベルは保ちながらも、個人的に面白いエピソードとそうでないエピソードの差が気になっていた最近の相棒でしたが、シーズン９は流石に１０周年ということで、力の入った作品の多いシーズンになっていると思います。
中でも、右京の正義の限界を描いた＃６「暴発」、賛否両論ありますが、子供失った母親の壮絶な復讐と特命係の心理戦を息詰まるような作劇で見せる＃１０「聖戦」、右京と尊の小芝居が楽しい＃１２「招かれざる客」、そして相棒ワールドのお馴染みのサブキャラである瀬戸内や雛子が久しぶりに姿を見せる最終回「亡霊」が気に入っています。
あとはやっぱり＃８「ボーダーライン」、殺された被害者の足取りを追ううちに浮かび上がる現代社会の戦慄の暗部は、衝撃を受けること請け合いです。
併せて劇場版’２を見れば、シリーズに欠かせないあの人がなぜ登場しないのかもわかりますし、劇場版’２を最初に見るか、後からみるかによってシーズン９の印象も変わってくるとおもいます。
そして最後に、ブルーレイはディスク枚数も少なくケースもコンパクトで、画質ももちろんいいのですが、ケースからなかなかディスクが取り出しにくいの参りました。この辺は是非シーズン１０の発売の時は考えて頂きたいと思います。