基本のイタリアン (オレンジページブックス―とりあえずこの料理さえ作れれば) の感想

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ペペロンチーノしか作れなかったので買ってみた所、色んな具材で気軽に作れるようになっているのに気付いた。適当に具炒めて塩と水入れて煮詰めて麺と絡めるだけで、色んなのが出来る。アスパラのパスタは実に風味が楽しかった。アラビアータは実に昔イタリアレストランで食べたカニパスタの味を思い出させてくれて美味しかった。カニ缶を半分入れて上に乗せた。但し塩の使い方は勿体ないので本通りではなく、ソース作りの時に小さじ１弱くらい入れる感じで作っている。パスタのみならず、他の料理も載っている。チキンのバルサミコ酢炒めとか未経験な味であった。とんかつ時にトマトソースを作って食べてみたが、美味しかった。バジル風味。パルメザン系は好き嫌いが分かれるようだ。普通にスーパーで売ってる粉々のを使用すると、微妙な味になった。本物は高いので試していない。カルボナーラお初であった。ネットリと美味しい。

シリーズタイトルに「とりあえずこの料理さえ作れれば」とあるように、
基本的なイタリア料理満遍なくフォローしたレシピ本。イタリア料理
の基本的な作り方というより、基本的なイタリア料理（代表的なイタ
リア料理）を少々アレンジ気味に調理する、基本＋αのように感じ
ました。
他に比べタマネギの登場頻度が高く、キャベツアンチョビのパスタ
や、ハムほうれん草のパスタにタマネギを活用しています。このあ
たりは好みの分かれるところかもしれませんが、一捻り利いている
のは間違いなしでしょう。
また、サーモンソテー（白ワインのレモンソース）や、わかさぎのエス
カベッシュなど、同価格帯のレシピ本では見られないメニューが載っ
ているのは嬉しいところです。スパゲティとパスタ、アンティパスト、
メインに分類されている掲載料理は幅広く、イタリアンの概要を掴
むには上々なレシピ本だと思います。
ピザ、リゾット、ニョッキ、フリットの解説がありますが、デザートに
ついては一切触れられていません。