研究で勝つ! 相横歩取りのすべて の感想

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北島六段の乱戦！相横歩取り以来の相横歩取り専門書です。

相横歩取りは近年でも電王戦や王座戦等の大舞台でも登場した横歩取りの立派な変化の一つとして確立されてきたところですが、本書は相横歩取りの激しい変化のポイントをまとめた構成となっています。

かなり踏み込んだ内容となりますが、やはり飛車角を持ち合う戦型ですので、終盤戦はかなり神経を使います。
※ 飛車も持ち駒にあるので普通の横歩取りとは一味違う感覚です。

ハメ手として使いたい方は実は要注意で、横歩取りを誘導してくる先手の方は相横歩取りも詳しい可能性があるので、中途半端に読んで挑むとまず返り討ちにあいます（笑）この本と北島六段の本を丸暗記するくらいの気持ちで読んだ方がいいと思います。
※ 将棋クエストでいうと4段を超える相手だとハメて勝つというのはまず無理です。

とはいえ内容は充実していますので、後手で先手横歩取りを受けて立つのには必須の一冊です。