光と重力 ニュートンとアインシュタインが考えたこと 一般相対性理論とは何か (ブルーバックス) の感想

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参照データ

タイトル光と重力 ニュートンとアインシュタインが考えたこと 一般相対性理論とは何か (ブルーバックス)
発売日販売日未定
製作者小山 慶太
販売元講談社
JANコード9784062579308
カテゴリジャンル別 » 科学・テクノロジー » 物理学 » 一般

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購入者の感想

本書の趣旨はタイトルにも見えるように、『ニュートンとアインシュタイン』の事績・功績(論理・法則の発見など)及び彼らの周辺を彩り、その理論の確立と進歩に寄与した科学者たちの事績を歴史的に追うことによって、右2名の主たる科学の功績ーータイトルに見える『光と重力』の理解と統一化ーーを紐解くものと言って良い。時系列的に観るとニュートンとアインシュタインの間には凡そ220年ほどーーニュートンの『プリンキピア』は1687年、アインシュタインの『(特殊)相対性理論』及び『光量子仮説』の論文は1905年発表(第1章:18~40頁)ーーの間隙があるが、本書は彼ら2名の功績から関連事項をうまく介することで、この2名の事績・確立させた論理・法則などを交互に登場させ、論旨が散漫にならないよう上手く構成している。端的には2名の事績・論理とこれらに関わった周辺科学者らの特定分野における近代科学理論史と言って良いが、エピソードや書簡等も織り交ぜ、また数式や演算の深入りは避けて(重要な数式は別途コラムで一括して解説)論理的に解説するという一貫した姿勢が窺える。恐らく理系に留まらず文系読者を意識しての構成と推察するが、やはりニュートンとアインシュタインと言う科学の巨匠が対象であるだけに、解説の工夫には好感が持てるが、私のような文系人間には乗り越えられない“壁”は否めない。これは私の理解力の限度と言うべきで、本書の構成・内容に帰すべきものではないだろう。細かいトピックにおける私にとっての“難所”は散見されるが、全体としてはニュートンとアインシュタインが近代科学に及ぼした“功績の相似性”と言う趣旨は、概ね理解できるところがある。

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