The Lion, the Witch and the Wardrobe (Chronicles of Narnia) の感想

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参照データ

タイトルThe Lion, the Witch and the Wardrobe (Chronicles of Narnia)
発売日販売日未定
製作者C. S. Lewis
販売元HarperCollins
JANコード9780064471046
カテゴリ » 洋書 » By Publisher » HarperCollins

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購入者の感想

 今話題の映画『ナルニア国物語第一章 ライオンと魔女』の原書です。…時は第二次世界大戦の時代。ペベンシー家の四人の子供達、ピーター、スーザン、エドモンド、ルーシーが、ロンドンから田舎に暮らす老いた教授の家に疎開して来る。ある日、四人は家の中でかくれんぼをする。その際、末っ子のルーシーが古びた衣装箪笥の中に入る。箪笥の向こうに広がるは、不思議な別世界ナルニア。…物語はこのように幕を開けます。読み終えた感想ですが、「この作品には二つの顔がある」と思いました。『ライオンと魔女』は、「子供向けのおとぎ話」という路線の作品であり、ストーリーはあくまで単純明快、重厚な雰囲気や入り組んだ人物・勢力の相関図、細かな心理描写はありません。主役が子供達であり、且つ喋る動物達が沢山登場するため、作品全体の雰囲気は実に可愛らしくなっています。かくなる「児童文学」「おとぎ話」としての側面が、『ライオンと魔女』の一つの顔であります。もう一つの顔は、私の好きな聖書や宗教画を彷彿とさせる「宗教文学」的な側面です。原作者のC.S. ルイスは神学者、『ライオンと魔女』にもキリスト教的要素がちりばめられています。…この作品をおとぎ話として、冒険ものとして気楽に読むもよし。「威厳溢れるライオン・アスランの存在意義」「アスランの死と復活の意味」などに注目し、作品のキリスト教的背景を探りながら読むのも一興です。このように色々な楽しみ方を許容するという点で、『ライオンと魔女』は優れています。『ライオンと魔女』は子供も大人も、キリスト教に興味がある人もない人も楽しめると思います。(複雑なストーリーを好む人、所謂「子供向け」要素を受け付けられない人、現実味を帯びた要素のみを求める人には、向かないかもしれませんが。) 私は『ライオンと魔女』を読んで童心に返り、心を洗われました。一人でも多くの人にこの作品を読んで欲しいです。

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