左うでの夢(紙ジャケット仕様) の感想

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2015.1.21発売の「左うでの夢」（MDCL-5031/32）についてレビューします。

左うでの夢は今回が初リマスターではなく、２度目のようです。
CD化されてアルファから出た後、MIDIから再発された際にリマスターされたようですね。
※アルファ盤は手放してしまったので、この辺のことは確認出来ませんが。

現在所有している盤は、MIDIのゴールドCD「MDCZ-1092」ですので、これと比較します。
※CDの素材で音が違って聞こえることはありませんので、これまでのMIDI盤と同じ音質だと思って下さい。

最初にさらっと聴いて、違いがわかりませんでした。
わずかに音量が大きくなっている、ヒスノイズが大きくなっている、といった程度。
ですので、もう少し時間をかけて聴くことにしました。
使ったヘッドフォンは、SONYのMDR-CD900（無印の折りたためるモデル）。

まず全体的にヒスノイズの音質？がよくなっています。
旧盤ではヒスノイズが不安定にチリチリとしたりしている曲（例えばM2）が多いですが、新盤では比較的均質化されています（但し、全てではありません）。
肝心な音楽の音はやはり同じに聞こえました。
M5の中で鳴り響く電話の音が少し違うかな？と思いましたが、音量をそろえて聴いてみたら同じでした。

音質以外の違いとして、
M4、M8の最後の無音が長くなっています。
M4→M5は、1秒以下だったのが4秒。
M8→M9は、2秒だったのが6秒。
オリジナルのアナログ盤がどうなっているのかは確認できませんが、出来れば以前のMIDI盤と同じにして欲しかった。
M4からM5は間髪入れずに始まって欲しいです。

音質以外の違いでもう一つ。
M10の最後の音が長くなっています。
2:17秒の最後のパーカッションの音が鳴った後、旧盤ではすぐに無音ですが、新盤では8秒ほど小さく音が鳴り続けています。