ピッピ船にのる (岩波少年文庫 (015)) の感想

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参照データ

タイトルピッピ船にのる (岩波少年文庫 (015))
発売日販売日未定
製作者アストリッド・リンドグレーン
販売元岩波書店
JANコード9784001140156
カテゴリ文学・評論 » 評論・文学研究 » 外国文学研究 » その他の外国文学

購入者の感想

 「長くつしたのピッピ」に続く2巻です。「長くつしたのピッピ」はかわいい挿絵がついたポプラ社で読んだのですが、2巻が出ていなかったので岩波に乗り換えました。読んで気づきましたが、岩波の桜井誠の挿絵、すごくいいですね。外国風で、これが原作のものかと勘違いしました。調べてみたら原作の挿絵はもっと幼い感じのする絵柄で全然違いました。
 以前に1巻を読んだとき実は僕は、ピッピがあまりに無敵なために物語に起伏がなくなっていて、大人にとっては楽しめなくても仕方がないものなのではないかと思ったのでした。2巻に来てもピッピの無敵ぶりはとどまるところを知らず、子供なら素直に「すげーー」と楽しめるわけですが、まったくもって動じないピッピは僕にはずいぶん大人すぎるように見えます。
 ところがこの本では1巻と違い中盤からちょっとしたストーリーができたために僕にとっては格段に面白くなりました。1巻よりも好きです。文句は書きましたが1巻だって2巻だって名作なのは間違いありません。うちの子供たちもやっぱり喜んで聞いていました。

本書はリンドグレーン作『ピッピ』シリーズの第2話。
自由奔放で、なぜか自立した大人の女性を感じさせるピッピのオシャマぶりは健在。今回のエピソードでは永らく行方不明だったピッピのパパが待望の登場!そして、新たな冒険が始まります。小学生の頃夢中で読んだ『ピッピ』を大人になって読み返しても、とても勇気づけられる。元気になる本です。またやや大きめ文庫サイズなので、読みやすく気軽に手にできる。

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