S.H.フィギュアーツ 仮面ライダー鎧武 カチドキアームズ の感想

301 人が閲覧しました

鎧武のフィギュアーツは、初回の鎧武オレンジアームズから好評続きでしたが、今回のカチドキアームズは今までのアーツの頂点とも言えるかなと思いました。細かい部分まで再現、塗装されてて、造形も完璧。これだけ鎧パーツがあるにも関わらず、しっかりポージングもつけられる点もすごい。DJ銃は銃モードと大剣モードも付属し、なによりACでイマイチだったカチドキ旗の違いに驚きました。プラスチック製とはいえ、若干歪んだ造形にすることで布感も再現されてて、なによりスケールが大きいので、飾ると相当決まります。同シリーズの鎧武、バロンの初回特典の漆黒のステージ、金屏風と一緒に飾ると、圧巻の一言。斬月・真をはじめとする他のライダーとの戦闘シーンを作るのもすごく楽しい。１１月発売の極アームズと並べるのがとても楽しみです。
難を挙げるとするなら、手首パーツのポロリが少し目立つのと、カチドキロックシードの色の少なさでしょうか。まあそこまで気にならないです。

少々高めですが、値段以上の価値はあり、鎧武ファンは買って絶対損しないと思います。

造形に関しては、重厚なカチドキアームズの雰囲気がそのまま再現されています
オレンジアームズとはまるで違う兜部分も劇中から抜け出してきたかのような再現度です
塗装に関しても、素体の成型色はそのままだったものの、カチドキアームズのメタリックオレンジは箇所によって異なる色合いがしっかり再現されています

可動に関しては、造形上やはり干渉が激しく、腰アーマーのせいで脚が上がらないので深く腰を落とすポーズが苦手です
しかし、上半身や腰の可動に関してはかなり考慮されており、肩アーマーは胸アーマー側にアームで接続されているので邪魔にならず、腰も胸アーマーと腰アーマーを繋ぐパイプ部分が弛んだ造形の軟質素材製なので見た目以上に良く動きます

付属品に関しては、火縄橙々DJ銃二種、非展開状態のカチドキロックシード、カチドキ旗、カチドキ旗用柄パーツ、交換用手首が付属します
火縄橙々DJ銃は、銃モードと大剣モードの二種が付属し、それぞれ専用手首でしっかり保持出来ます
また、どちらも戦極ドライバーに装着されたカチドキロックシードを装着可能です
ただ、劇中に比べて心なしか小振りな印象を感じます
非展開状態のカチドキロックシードは専用手首に持たせる事や、別売りの鎧武 オレンジアームズのロックシードホルダーに装着可能です
カチドキ旗は、柄パーツを接続して武器持ち手に持たせる事や、接続ジョイントを介して背中アーマーに背負わせる事が可能です
造形は多少板っぽいものの、布らしい弛みがある程度造形されています

欠点に関しては、やはり脚の可動が最大のネックです
原因は腰に追加されたサイドアーマーの基部がモモに干渉する為で、せめてここを浮かせるなりして干渉を避けられればもう少し脚を上げられたでしょう
また、オレンジアームズにあった胸アーマーの可動が胸と腰のアーマーが接続されているデザインのせいかオミットされており、腰の戦極ドライバーと干渉する為前傾が苦手です
カチドキロックシードも戦極ドライバーからのポロリが酷く、戦極ドライバー自体も可動範囲を稼ぐ為かオレンジアームズに比べてベルト部分が非常に緩く収まりが悪いです

こんなにパーツ数が多いカチドキが、ポロリ無しの、バランス製の高い仕上がりに驚きました。腹部のザクの動力パイプみたいな部分も、軟質なので、前屈や反らし時にも、伸び縮みして、千切れにくい感じて良さそうです。全体的に、メタリックが強いせいか？ロックシードはメタリックではなく、クリアパーツ仕上げでした。カチドキ旗も半艶で、左右に決まりは無いので、どちらにも嵌める事が可能です。動きに合わせて、微妙な角度に変えることも可能です。スカートアーマーも良く広く!広く!本当に買って良かったです。武器も精巧に造られていて、塗装箇所も細かいです。次は大将軍ですね。個人的には眼のグラが上手く再現可能かが、気になります。