わかる!役立つ!消化管の画像診断 (画像診断別冊KEY BOOKシリーズ) の感想
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参照データ
タイトル | わかる!役立つ!消化管の画像診断 (画像診断別冊KEY BOOKシリーズ) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 山下康行 |
販売元 | 学研メディカル秀潤社 |
JANコード | 9784780909104 |
カテゴリ | 医学・薬学・看護学・歯科学 » 臨床内科 » 消化器 » 消化器 |
購入者の感想
放射線科1年目は多くの医局で腹部については「腹部CT診断120ステップ」を読むように言われるかと思います。ただ、消化管の分野でそれに続く本としては「ここまでわかる急性腹症のCT」くらいしかなく、粘膜下・腹膜腫瘍や慢性疾患などについて体型的に学ぶことは難しかったかと思います(特に今は消化管造影はやらない放射線科医の方が多いので)。
というわけで、この本では急性腹症以外の話が特に役に立つなと思いました(急性腹症の部分ももちろんよかったですが)。消化管粘膜下腫瘍の鑑別方法や分類は、120ステップでは今とは分類も異なるし全然足りないしで(特にGISTのせいもあり)、今までのところは細切れに知識を得てきましたがこの本では非常に良くまとまっています。NOMIとか硬化性被包性腹膜炎とか腹膜原発漿液性乳頭状腺癌とか、ちょっと古い教科書になると載っていないものもきちんと記載があります。最初の1/3は消化管造影やCTとの対比として内視鏡写真がふんだんに載っているのもそそられます。
願わくば、放射線科1年目の時にこの本に出会えていたらと思います。他の腹部の keybook(肝胆膵・泌尿器・産婦人科)との補完の意味でも研修医のために読影室に是非1冊置いておかれるとよろしいかと思います。
というわけで、この本では急性腹症以外の話が特に役に立つなと思いました(急性腹症の部分ももちろんよかったですが)。消化管粘膜下腫瘍の鑑別方法や分類は、120ステップでは今とは分類も異なるし全然足りないしで(特にGISTのせいもあり)、今までのところは細切れに知識を得てきましたがこの本では非常に良くまとまっています。NOMIとか硬化性被包性腹膜炎とか腹膜原発漿液性乳頭状腺癌とか、ちょっと古い教科書になると載っていないものもきちんと記載があります。最初の1/3は消化管造影やCTとの対比として内視鏡写真がふんだんに載っているのもそそられます。
願わくば、放射線科1年目の時にこの本に出会えていたらと思います。他の腹部の keybook(肝胆膵・泌尿器・産婦人科)との補完の意味でも研修医のために読影室に是非1冊置いておかれるとよろしいかと思います。