それでも構わない (ディアプラス・コミックス) の感想

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上手くやっているようでいてどこか満たされてない系主人公と、端正な顔立ちで育ちも良いのに性格的に不器用で人付き合いのできない三十路社会人同士のお話です。

まず目を引くのが、「胡散臭い笑顔」の描写の巧さ。
「目が笑ってない」という表現を漫画で何度も見てきましたが、今まで読んだ中で一番ぴったりきました。
そして整った綺麗な絵柄で見過ごしがちですが、随所に出てくるギャグ描写がツボです（一見そんな感じに見えない人ががしれっと笑わせるのが好き）。
恋愛描写も、育ちが良く無欲そうに見える眼鏡君がアホみたいに前向きにまっすぐ気持ちを貫くので、見ていて気持ちいいです。
無暗やたらに「かわいい」を連発されると引くタイプですが、これは「うんうん分かる!」と思いました。
ただその反面、主人公が拘るなぁと思わなくもないですが…その分最後のセリフにホッとしました。
エロ描写は割と控えめ？で生々しいのが苦手ですが抵抗無く読めました（ちなみにスネ毛描写は無く筋肉質系体形です）。

サラリーマンがお友達から始めました! いやいやもう、ふはははっと笑いが出ました。 一貫して仲良しです。 二人の関係をなんと呼ぶのかだけが問題であり もう終始イチャイチャでした。 私としてはこういう甘やかし物語は 癒されるので大歓迎です。夏の疲れが吹き飛びました。