竜馬がゆく (新装版) 文庫 全8巻 完結セット (文春文庫) の感想

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タイトル竜馬がゆく (新装版) 文庫 全8巻 完結セット (文春文庫)
発売日販売日未定
製作者司馬 遼太郎
販売元文藝春秋
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カテゴリ »  » ジャンル別 » 文学・評論

購入者の感想

 初めて読んだ三十年前から、維新八策なんて造語が叫ばれる中、
三回目の読破です。
 第一巻は、乙女姉さんから始まり、千葉道場への道。藤助と絡んだ
助太刀から、黒船来襲。ゆれる幕府に、田鶴様の言葉。武市半平太、
以蔵、そして桂小五郎。
 出会いの中で、塾頭坂本竜馬の揺れる心を描いています。
 第二巻は、いよいよ高まる尊皇攘夷の熱に、竜馬の気持ちが揺れ動き
ます。武市半平太、久坂玄瑞との出会い。吉田東洋らの親幕派との戦い
の中で、竜馬が選んだ道とは?
 第三巻では、勝海舟との出会いから、海軍への夢。松平春嶽、三岡
八郎との連携。そしておりょうとの出会い。大きくうねる竜馬の運命の
行方とは。
 第四巻では、薩長、薩会のせめぎあいの下、武市の最期、岡田以蔵の
最期。さな子さんの愛。いよいよ軍艦を手に入れた竜馬の目指すところは。
 第五巻では、いよいよ激動の蛤御門の変。尊王の長州が何と朝敵になると
言う、幕末、政変時ならではの、ドタバタ劇。おりょう、田鶴様、竜馬の
揺れ動く気持ちと、更に大きく動揺する時勢。
 第六巻では、第二次長州征伐における薩長連合成立までの竜馬の活躍。
中岡慎太郎、陸奥宗光の活躍が光ります。
 第七巻では、あまり知られていないようですが、いろは丸事件。紀州藩に、
いろは丸を沈められた竜馬が、紀州藩に立ち向かう。痛快です。そして、
いよいよドラマはクライマックスへ。大政奉還への船中八策。後藤象二郎を
もってして、「ぬしゃ、どこでその知恵をつけた?」と言わせるところ。
 最終第八巻では、いよいよ大政奉還の舞台に役者が勢ぞろい。この舞台の
成り行きとは?そして竜馬の運命は?
 という、見所、読みどころ一杯の全八巻。

 確かに歴史小説の範疇であり、史実をどれだけ修飾しているかは、残念ながら
不明ですが、語る必要の無い傑作。
 「船中八策」をもう一度と言う方、七巻だけでも、お読みください。そして
その先見性にご注目ください。

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