サイレントヒル の感想

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参照データ

タイトルサイレントヒル
発売日1999-03-04
販売元コナミ
機種PlayStation
JANコード4988602555646
カテゴリ機種別 » その他の機種 » プレイステーション » ゲームソフト

購入者の感想

バイオハザードに慣れ、苦手だったホラーものを楽しめるようになったつもりで手に取った本作。
とんでもなく恐ろしいゲームだった。もう数年前のことだが、改めて自分がこのジャンルを苦手と
しているのだということを思い知らされた記憶がある。

バイオハザードの恐怖は、銃器による敵への反撃によって快感に転ずるものだった。ゾンビの頭を
ショットガンで吹っ飛ばせば気分も爽快。B.O.W.の化け物どもとの戦いも、慣れればサバイバルの
感覚で楽しめる。修羅場を切り抜ける快感があったから繰り返しプレイすることもできた。

だが、サイレントヒルの恐怖は、ゲーム的な快感と繋がることがない。心の襞にじわじわと
迫ってくるおぞましさを振り払うためにひたすら先へと進むのであるが、しかし進めば進むほどに
状況は悪化していくという救いのなさ。
敵の所在は明確ではなく、加えてこちらの武器は貧弱だったり、威力があっても制限のあるもの
ばかり。心もとなさが不安感となり、恐怖をさらに助長する。

バイオは慣れることで計画的に逃走したり、敵を駆逐するという思考が働くが、サイヒルは単純に
恐さが先に来るのである。冷静に行動する余裕が始めから奪われている。攻略本を持っていても
敵と遭遇することが、血錆に覆われた異界をさまようことが、とにかく恐ろしく、おぞましい。
純粋な意味でのホラーゲームとしては、出色の出来といって良い――いや、比べられる作品がない。

ホラーものが好きな人なら★5の面白さを堪能できるだろうが、僕のようにその方面の耐性が
低い人は気をつけたほうがいい。楽しむ以前にプレイすること自体が困難になるからだ。
半端ではない質と密度の恐怖を味わえる作品です。

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コナミから発売されたPlayStationで遊べるサイレントヒル(JAN:4988602555646)の感想と評価
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