ナショナルキッド DVD-BOX デジタルリマスター版 の感想

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ナショナルキッドのDVDの発売をずっと待っていたので、ようやく手に入れることが出来たことは大変うれしい限りです。

１９６０年に制作放映された「ナショナルキッド」。

後にウルトラマン、ウルトラセブンを手がける「成田亨」氏が美術設定に参加、
ヒーローコミカライズの第一人者「一峰大二」氏が漫画連載を担当。

日本初の本格的テレビ特撮
今の目で見ても見事なキッドの飛行シーン
後のキカイダーや宇宙刑事ギャバンにまで流用されたプロップ
主人公キッドの時代劇的口上の面白さ
大女優「太地喜和子」の出演

抜群に演技のうまい子役たち。

主題歌の３番までの歌詞と第三部までの内容が一致した物語構成。

科学が未来を明るく照らした時代の空想特撮英雄絵巻！

当時の視聴者だったいまや大人になった少年たちはすでに５０代なかば、
正直ソフト化が１０年遅い。人の生涯は短いのだ。

しかし長きに渡り「モノクロ」作品が不当な扱いを受けてきた状況がここ数年でかわりつつあるようだ。

きっかけは本商品の発売元でもあるベストフィールドの「忍者部隊　月光」あたりからか、「遊星仮面」のような幻の名作アニメも発掘され、モノクロ版藤子アニメ「怪物くん」「パーマン」、
伝説のヒロイン「琴姫七変化」人形劇版「伊賀の影丸」探偵アクション「怪人四十面相」等々、、モノクロであるというだけで顧みられる事の無かった傑作群が歴史の影から次々と蘇ってきた。

そしてついに空想特撮英雄の王者、東映がその重い腰をあげる時が来た！

半世紀以上の時を超え、宇宙にもろ手上げ羽ばたく快男児がわれらの元へ降臨する！

マジックラジオの電波を捉える代わりに本商品を入手して、ナショナルキッドを呼び出そう！！