天空の蜂 (講談社文庫) の感想

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タイトル天空の蜂 (講談社文庫)
発売日販売日未定
製作者東野 圭吾
販売元講談社
JANコード9784062639149
カテゴリジャンル別 » 文学・評論 » 文芸作品 » 日本文学

購入者の感想

映画が観たくて、その前に本を読んでおこうと、講入し読みました。原子炉についての内容(説明)等、詳しく書かれていて読んで行くうちに、どんどん引き込まれ、あっと言う間に読み終えていました。この映画がこのタイミングで公開された事、本と映画では、内容が少し違いましたが、東野圭吾の世界、読み終えて改めて考えさせさせられる事の次元の高さに感動をさせられました。

東野圭吾さんの作品。1995年に書かれたものである。
しかし東日本大震災後の今であっても全く色あせていない。

他の東野圭吾作品と比較しても本作のスケールの大きさには驚く。
ちょっと良い意味での違和感すらあった。
現在東野圭吾は知名度の高い小説家となっている。
他の作品を読んだことのある人はこの天空の蜂を読んでみて欲しい。
こんな作品も書き上げていたのかと感動できるのでは?

刑事だけではなく自衛隊、知事など多くの登場人物が出てくる。
登場人物数はこの作品が最も多いだろう。

本書内では原子力発電を推進するもの。反対するものそれぞれの言い分、立場などを
詳細に書かれている。

小説という枠内に収まらない作品に仕上がっていると思える。

印象に残る言葉も数多かった。個人の主張というのは実は立っている地面(環境)によって
変わるものでしかないという台詞には考えさせられた。

本書を通じて子供を救出する場面と最後のビックBが海上に落下していく場面は
思わず手に汗を握る思いだった。

これほど優れた作品が未だに映像化されていないことには意外な思いだった。
原子力発電の抱える問題に斬りこみすぎなのであろうか。

(個人的に東野圭吾さんの作品郡は最近になって読み始めた。
ヒット作は大抵映像化されている)

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