腎障害患者におけるヨード造影剤使用に関するガイドライン2012 の感想
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参照データ
タイトル | 腎障害患者におけるヨード造影剤使用に関するガイドライン2012 |
発売日 | 販売日未定 |
販売元 | 東京医学社 |
JANコード | 9784885632082 |
カテゴリ | ジャンル別 » 医学・薬学・看護学・歯科学 » 臨床内科 » 腎臓 |
購入者の感想
最近はガイドラインが花ざかり。自分の専門領域ですらフォローするのが大変な時代になってきました。腎臓内科医は造影剤腎症に遭遇したり、相談されたりする機会が多いでしょう。学会ホームページでダウンロードすることもできますが、冊子として手近にあると助かります。本書を通読して感じたことは、現時点で適切な血管内容量を保つ目的での生理食塩水の投与以外にエビデンスとして確固たる予防、治療法はない、ということです。ただし、造影剤の使用までにあまり時間がない場合には、炭酸水素ナトリウム溶液の方法が有効である可能性が指摘されており、他の先駆的な予防方法も含めて、今後臨床研究におけるエビデンスの構築が不可欠である。腎臓内科なら身近にもっていて損はない一冊。それほど価格も高くないのが良い。