The Ground Truth: The Untold Story of America Under Attack on 9/11 の感想

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タイトルThe Ground Truth: The Untold Story of America Under Attack on 9/11
発売日販売日未定
製作者John Farmer
販売元Riverhead Trade
JANコード9781594484780
カテゴリ » 洋書 » By Publisher » Penguin Books

購入者の感想

藤田幸久参議院議員が自身のブログ(2009/10/05)で紹介している911委員会の上級スタッフで「委員会報告書草稿作成の責任者」だったジョン・ファーマーの著書。

藤田議員によると本書の中でファーマーは、『911委員会による正式な説明が偽りの証言と文書に基づいており、ほとんど偽りであると断言』しているそうな。

しかし、藤田議員はほんとにこの本を読んだのか、ちょっと疑問。

この本は911委員会の最終報告書を批判するものではないんですね。
どちらかって言うと、委員会がFAAとNORADの偽証を見事に見破ったことを主題にした本。FBIとCIAに関してはほどんど出てこない。

2003年5月に行われた911委員会の第2回公聴会(二日目)において、NORADのCraig R. McKinley少将やLarry Arnold少将らが証言しています。(宣誓供述ではない)

ところが、この証言には事実とは異なる内容が含まれており、この食い違いを重く見た911委員会は、同年10月15日にFAA(連邦航空局)、11月6日にDOD(国防総省)に対して召喚状を発行し、関係資料を押収しました。

さらに2004年6月の第12回公聴会(最後の公聴会)において、NORADのRalph E. Eberhart大将やLarry Arnold少将らを宣誓供述させています。

つまり、この件に関して911委員会の報告書は正確だったという内容。
ただし、NORADとFAAが意図的にウソをついていたのか、本当に能力不足からいい加減な証言を委員会にしたのか、その点に関しては委員会の追求は甘かったことを認めています。

ファーマーはFAAとNORADが結託して意図的にウソをついたと考えています。
おそらくそうなのでしょう。
連中がどんなウソをついていたかは本書を参照。

最終章はハリケーン・カトリーナ(Hurricane Katrina)がニューオーリンズにもたらした災害について、ブッシュ政権が911テロ事件の教訓を活かさず無策だったことを批判しています。

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