ことわざの知恵 (岩波新書 新赤版 (別冊7)) の感想
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参照データ
タイトル | ことわざの知恵 (岩波新書 新赤版 (別冊7)) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 岩波書店辞典編集部 |
販売元 | 岩波書店 |
JANコード | 9784004390077 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 文化人類学・民俗学 » 昔話・伝承 |
購入者の感想
早い話が、読んで楽しいことわざ辞典である。とは言え、新書というスタイルを十分に生かして、読んで楽しいだけでなく、実用的にも興味深い例が多く取り上げられている。また、単純なことわざの羅列ではなく、「漢籍が起源」「西洋からの輸入品」「暮らしの感覚、庶民の心」など、章ごとに特徴あることわざを集めて解説しており、勉強にもなる。
例えば「火中の栗を拾う」と言うことわざは、てっきり日本由来のものかと思っていたが、元はフランスの「猫の足で火中の栗を拾う」と言う古いことわざから来ているとか、「瓜二つ」が一つの瓜を二つに割ったものを指す、といったことは、恥ずかしながら本書で初めて知ったことである。また、「情けは人のためならず」のように、誤解の多い定番のことわざや、最近になって少しずつ違う意味で用いられるようになってきた例など、目を通していて興味深い例が多かった。
中にはマニアックなことわざも含まれているが、それはそれでまた面白い。覚えようとするでもなく気軽に楽しみ、ことわざを通して教養を高めたい方へ。
例えば「火中の栗を拾う」と言うことわざは、てっきり日本由来のものかと思っていたが、元はフランスの「猫の足で火中の栗を拾う」と言う古いことわざから来ているとか、「瓜二つ」が一つの瓜を二つに割ったものを指す、といったことは、恥ずかしながら本書で初めて知ったことである。また、「情けは人のためならず」のように、誤解の多い定番のことわざや、最近になって少しずつ違う意味で用いられるようになってきた例など、目を通していて興味深い例が多かった。
中にはマニアックなことわざも含まれているが、それはそれでまた面白い。覚えようとするでもなく気軽に楽しみ、ことわざを通して教養を高めたい方へ。