Our Stolen Future: Are We Threatening Our Fertility, Intelligence, and Survival?--A Scientific Detective Story の感想

125 人が閲覧しました
アマゾンで購入する

参照データ

タイトルOur Stolen Future: Are We Threatening Our Fertility, Intelligence, and Survival?--A Scientific Detective Story
発売日販売日未定
製作者Theo Colborn
販売元Plume
JANコード9780452274143
カテゴリ » 洋書 » By Publisher » Penguin Books

※サンプル画像

購入者の感想

 昨年、授業で60人ほどの学生と一緒に本書を全て読んだ。多くの学生は驚きつつ、しかし正確に環境ホルモンのことを学んだ。1962年にレイチェル・カーソンが『沈黙の春』を書いて社会は変わった。1996年、コルボーンたちは、人工化学物質による汚染が深く密かに、しかし確実に生物と地球をむしばんできたことを明らかにした。この本は、人工化学物質との共存のあり方にあらためて変革を迫り、歴史を変えつつある。

1962年に発行された、レイチェル・カーソン著『沈黙の春』
(新潮文庫,1974年)は、CFCや除草剤のDDTなど「安全」で
「すばらしい」と謳われていた
化学物質の危険性を人々に知らしめた。
そしてその衝撃からさらに3 0余年を経て
カーソン女史の予言が現実のものとなっていることを
具体的に指摘したのが本書である。
本書では、生殖能力のみならず感情や性格なども、
遺伝子だけではなく極々微量
(例えばタンク660台分に対して一滴)のホルモンによって
大きく左右されうるなど、
環境ホルモンが与える影響の強大さを紹介し、
「環境ホルモン」問題の危険性を広く世に知らしめた。
生殖能力の喪失は勿論、胎内にいる幼児が
環境ホルモンを暴露すればその胎児に深刻な影響を
及ぼしうるなど、まさに「負の遺産」である
環境ホルモン問題を把握する為には本書は欠かせない一冊である。
環境ホルモン問題に限らず、温暖化問題やオゾン層問題など、
近年グローバルな対応を必要とする環境問題が急速に増えている。
だが、グローバルな対応を取る為には地球に住む一人一人が
その問題の本質を知っていなければいけない。
その点で、一般の人も面白く読めて、詳しいことが分かる本書は
すばらしい。

あなたの感想と評価

コメント欄

関連商品の価格と中古

Our Stolen Future: Are We Threatening Our Fertility, Intelligence, and Survival?--A Scientific Detective Story を買う

アマゾンで購入する
Plumeから発売されたTheo ColbornのOur Stolen Future: Are We Threatening Our Fertility, Intelligence, and Survival?--A Scientific Detective Story(JAN:9780452274143)の感想と評価
2018 - copyright© アマゾン通販の感想と評価 all rights reserved.