Our Stolen Future: Are We Threatening Our Fertility, Intelligence, and Survival?--A Scientific Detective Story の感想
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参照データ
タイトル | Our Stolen Future: Are We Threatening Our Fertility, Intelligence, and Survival?--A Scientific Detective Story |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | Theo Colborn |
販売元 | Plume |
JANコード | 9780452274143 |
カテゴリ | » 洋書 » By Publisher » Penguin Books |
※サンプル画像
購入者の感想
昨年、授業で60人ほどの学生と一緒に本書を全て読んだ。多くの学生は驚きつつ、しかし正確に環境ホルモンのことを学んだ。1962年にレイチェル・カーソンが『沈黙の春』を書いて社会は変わった。1996年、コルボーンたちは、人工化学物質による汚染が深く密かに、しかし確実に生物と地球をむしばんできたことを明らかにした。この本は、人工化学物質との共存のあり方にあらためて変革を迫り、歴史を変えつつある。
1962年に発行された、レイチェル・カーソン著『沈黙の春』
(新潮文庫,1974年)は、CFCや除草剤のDDTなど「安全」で
「すばらしい」と謳われていた
化学物質の危険性を人々に知らしめた。
そしてその衝撃からさらに3 0余年を経て
カーソン女史の予言が現実のものとなっていることを
具体的に指摘したのが本書である。
本書では、生殖能力のみならず感情や性格なども、
遺伝子だけではなく極々微量
(例えばタンク660台分に対して一滴)のホルモンによって
大きく左右されうるなど、
環境ホルモンが与える影響の強大さを紹介し、
「環境ホルモン」問題の危険性を広く世に知らしめた。
生殖能力の喪失は勿論、胎内にいる幼児が
環境ホルモンを暴露すればその胎児に深刻な影響を
及ぼしうるなど、まさに「負の遺産」である
環境ホルモン問題を把握する為には本書は欠かせない一冊である。
環境ホルモン問題に限らず、温暖化問題やオゾン層問題など、
近年グローバルな対応を必要とする環境問題が急速に増えている。
だが、グローバルな対応を取る為には地球に住む一人一人が
その問題の本質を知っていなければいけない。
その点で、一般の人も面白く読めて、詳しいことが分かる本書は
すばらしい。
(新潮文庫,1974年)は、CFCや除草剤のDDTなど「安全」で
「すばらしい」と謳われていた
化学物質の危険性を人々に知らしめた。
そしてその衝撃からさらに3 0余年を経て
カーソン女史の予言が現実のものとなっていることを
具体的に指摘したのが本書である。
本書では、生殖能力のみならず感情や性格なども、
遺伝子だけではなく極々微量
(例えばタンク660台分に対して一滴)のホルモンによって
大きく左右されうるなど、
環境ホルモンが与える影響の強大さを紹介し、
「環境ホルモン」問題の危険性を広く世に知らしめた。
生殖能力の喪失は勿論、胎内にいる幼児が
環境ホルモンを暴露すればその胎児に深刻な影響を
及ぼしうるなど、まさに「負の遺産」である
環境ホルモン問題を把握する為には本書は欠かせない一冊である。
環境ホルモン問題に限らず、温暖化問題やオゾン層問題など、
近年グローバルな対応を必要とする環境問題が急速に増えている。
だが、グローバルな対応を取る為には地球に住む一人一人が
その問題の本質を知っていなければいけない。
その点で、一般の人も面白く読めて、詳しいことが分かる本書は
すばらしい。