The Hobbit: The Desolation of Smaug Chronicles: Art & Design の感想

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カスタマービデオレビュー 長さ:: 2:48 分

すごい。すごい。すごい。今までに出版された『ホビット』のアートブックそれぞれにつき一つの『すごい』だ。

このアートブックもハードカバー、２０８ページ、そしていままでのホビットシリーズの本と同じように細かく、中身が詰まっている。

この本で特集されているのは映画の環境、小道具、キャラクターや生き物のデザインだ。ほとんどは手描き、ほかにはデジタルペインティングといくつかの３Dレンダリング、それとミニチュアの小道具の写真が数枚入っている。

含まれているのはもちろん闇の森、エルフの王国、エスガロスなど、映画に登場する場所だ。デザインはとても素晴らしく、映画の雰囲気を良く出している。

キャラクターアートはビヨルン、エヴァンジェリン・リリーが演じるタウリエル、レゴラス、たくさんのオーク、それに蜘蛛や多くいる他のキャラクターや生物など、新しいキャラクターのためだ。不思議なことに、邪竜スマウグのキャラクターアートは数ページしかなかった。

この映画の二人のコンセプトアート監督、アラン・リー（Alan Lee）とジョン・ハウ（John Howe）の鉛筆でスケッチされたコンセプトアートは多く見られる。他のアーティストたちも素晴らしいクオリティの作品を世に出している。鉛筆と色の塗られた作品が両方見られるのもとても良い。

これはほとんどWeta Workshopと3 Foot 7美術部のコンセプトアートのショーケースだ。環境とキャラクターのデザインはWetaからで、小道具、セットや衣装は3 Foot 7から。

説明文もとても長い。キャラクターであってもロケーションであっても、なにかの主題にたいして何人かのデザイナーが自分の視線とデザインの説明をしてくれる。裏方で働くアーティストたちの意見が入っているので読みがいがある。

ちなみに、この映画のためにもう一つ、後に出版されるアート本がある。『The Hobbit: The Desolation of Smaug Chronicles: Cloaks & Daggers』と言う本だ。