決定版・日本史 の感想

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タイトル決定版・日本史
発売日販売日未定
製作者渡部 昇一
販売元扶桑社
JANコード9784594064457
カテゴリ歴史・地理 » 日本史 » 一般 » 日本史一般

購入者の感想

井沢元彦さんの日本史通史を読んで感動したことが思い出され、渡部さんの通史に出合って、さらに今までなかったまた新たな視点や価値観を知ることができました。

学校教育の日本史は自虐史観であり,日本のよいところが書かれてないとされています。それではこの書籍ではどのように書かれているかと思い,購入してみました。

1. まず冒頭に神話を学ぶ大切さを知り,驚きました。言われてみれば納得することですが,神話がそのまま今の天皇とつながっているわけです。どの国の歴史でも神話から歴史を始めることは悪いことではないと思います。その中で日本の場合はその重要性が高いわけです。
2. 次に感嘆したのは第二次大戦中に日本がユダヤ人を迫害しなかった理由です。
「神武天皇がこの国を開かれたとき,天皇は”八紘をおおいて宇(いえ)となさん”と仰せられた。ユダヤ人を迫害するのは神武天皇のお言葉に反する」とする理由で当時では唯一ユダヤ人を迫害しないと明瞭に打ち出したとのことです。初代の神武天皇は実在しないとされるものの,日本人としての行いに今でも脈々と生き続けるわけです。学校の歴史ではこのような日本人として大切なことを教えてもらえませんでした。
3. 私は日本人の宗教観をおかしいと思っていました。初詣は神社にお参りし,彼岸や盆,葬式では仏教徒になります。そして,12月はクリスマスを祝います。この行動の原型は天武天皇が神も仏も平等に扱ったことから始まると解説され,今までの疑問がすっきりとしました。日本人の宗教観にこのような深い歴史があったわけです。
4. 朝鮮出兵も私にとって疑問の多い話です。高校時代に学んだ日本史の教科書と比べながら読みました。教科書には苦戦を強いられたとあります。しかし,渡部昇一先生のこの書ではそうでもないようです。また,教科書では「統治も効果をあげなかった」,「秀吉が病死したため,むなしく撤退した」と書いてあります。しかし,この先生の書では理由が一言書いてあります。「よほど朝鮮の貧しさが身にしみたのだろう」とあり,この一言ですっきりわかりました。
5. 原爆の投下でも今まで教わっていたことと全く違います。原爆の投下によって日本の降伏が早まったされています。これはアメリカの宣伝であり嘘だそうです。「新型爆弾の実験をしたかった」というのが本当のところだそうです。言われてみてなるほどと思いました。

平成23年に刊行された「決定版 日本史」に、第二次安倍政権発足という最新の状況までを反映・加筆されて再発行された本です。
特徴としては、日本は、建国300年や80年の国といった歴史の浅い国ではなく、王朝の断絶がない国であり、神話の世界から日本史をスタートしていることです。そして、古代から、現代まで、日本の通史が、約300ページという容量の中に簡潔にまとめられています。
今まで、歴史の教育で教えてこられて、知らなかった新しい発見がたくさんあるのですが、やはり、この本の白眉は、日露戦争から第二次世界大戦にいたるまでの真相を描いていることでしょうか。最近、先の大戦に関し、類書が多く出版されていますが、日本は、戦争を仕掛けた国ではなく、仕掛けられた国なのです。そして、二度と立ち上がれない農業国になるように、GHQによる占領・洗脳を受けた国なのです。また、不公平な東京裁判で東京裁判史観を植えつけられた国なのです。
そして、最終章では、大戦後の、誤った歴史史観に基づく政治の低迷と、漸く新しい動きが出てきた新政権への期待が述べられています。
是非、日本国民も正し歴史観を持つように、歴史の教科書に採用してほしい1冊です。最近、出版されている第二次世界大戦もので、何か、適当なものがないかと問われれば、真っ先にお奨めする1冊です。

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