All My Friends Are Trombone Players の感想

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凄い快挙って言って良いんじゃないですか！
だってね、トロンボーン好きには幻の名盤なんですよ、このディスクは！
いつも言っている私の友人で元バストロンボーン奏者のO氏はこの原盤を持っていて、家に飲みに行くと滅多に原盤は聴かせてくれないんですけれど、オープンリールに録音したやつをいつも聴かせてくれていましたよ私達に。
でね、よく覚えているのは「ジョセフィン」のジョージ・ロバーツのソロを聴きながら全く同じ間で吹いて聴かせてくれました。
でも本当を言うと毎回同じ事をするんでちょっと飽きてた部分もあるんだけれど、凄いなと思ったのは徹底的に研究していた事かな。
彼のオーディオは演奏している各奏者が全て別々のチャンネルから聴く事が出来て、だから各奏者の旋律から息継ぎから全部知っているんですよ、そう言った機械があったからこのレコードの譜面を全部コピーしちゃってたんですね。
思い出すなあ、まだ彼も私も若かったあの頃を。
彼曰く、またこのメンバーも凄い人達なんですって！
私も何枚かCDを持っていますがベツレヘム盤の４トロンボーンなんかにはペダースンやディック・ナッシュ、ロイド・ユリエート氏が入っているし、ディック・ノエル氏はずっとレス・ブラウン楽団のリードトロンボーン奏者だったし、ジョージ・ロバーツ氏は言わずもがなですし、ホイット・ボハノン氏は２０世紀フォックスのお抱えスタジオミュージシャンですからね。
ロサンジェルスの名奏者達ですよね、スタジオミュージシャンとしても、この方々は。
で、この原盤は本当のプライベート盤で、ロサンジェルスのトミー・ペダースンの家の地下室が録音スタジオになっていて、しょっちゅうこのメンバーが集まって練習したりアンサンブルを録音したりパーティーしたりしているんだって言ってましたよ。
確か、今から３０年ほど前に一度再発売されたんですよね、その時今は無くなっちゃったけれど西新宿に中古専門のレコード屋さんでコレクターと言うお店があって、そこに一枚だけあったのを見つけたんだけれど２曲針飛びが激しくて結局買わなかった、今となっては買っておけば良かったって後悔していたんだけれど本当に良かったと思います再発売されて！