皇后宮美智子さま 祈りの御歌 の感想

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参照データ

タイトル皇后宮美智子さま 祈りの御歌
発売日販売日未定
製作者竹本 忠雄
販売元海竜社
JANコード9784759312065
カテゴリジャンル別 » 社会・政治 » 政治 » 政治入門

購入者の感想

美智子皇后は生まれつき文学的才能をもっていた方だと思うが、和歌を詠まれるようになったのは、天皇家に嫁がれてからのことだそうだ。にも関わらず、短期間に目覚しい腕を上げられ、素晴らしい御歌をいくつも創られている。

日本で、毎年1月に宮中歌会始という行事が行われており、現代の皇室でも日常的に和歌が詠まれている事実を、フランスはじめ欧州に紹介したら驚かれたという話が面白い。あらためて自国の伝統の深さを知る思いがする。
著者が美智子皇后に拝謁したときの雰囲気が、神秘的で印象深かった。テレビなどで拝見する美智子さまは、国民のスターという感じで温かく慈しみ深い笑顔でいらっしゃる。けれど、ひとたびこちらから皇居宮殿という別世界へ招じ入れられるときというのは・・・これは本書を読むべきである。皇后陛下という高みにおわす貴人中の貴人がおいでになる瞬間・・・、本当にドキドキする。
本書を通じて美智子さまがどれほどすばらしい才能にあふれておられるかがわかる。そしてその方が天皇家の一員であり、陛下とともに国を想い、国内ばかりか遠くアフリカやアフガニスタンの地にまで祈りを馳せられる御歌の数々に、頭を垂れずにはいられない。

 御歌選集『セオトーせせらぎの歌』のフランス語訳を3年がかりで完成したのが著者である。皇后伝執筆のために積み重ねてきた研究は『皇后宮(きさいのみや)美智子様ーポエジーと祈り』として訳書の後記に生かされている。
『セオト』全53首の中には星々を詠った美しい歌が注目される。
 去年の星 宿せる空に 年明けて 歳旦祭に 君いでたまふ(去年今年昭和54年)
 幾光年 太古の光 いまさして 地球は春を ととのふる大地(歌会始御題星昭和44年)
 御歌の高雅な調べは、文化的背景の異なるヨーロッパでは、どのような音色に響くであろうか。実際に出版の反響は期待を上回ったようである。『セオトー』の調べは、フランスを越え、アフリカの空まで響いたらしい。そして、再びフランスから「永遠の大和魂への讃歌」があったという。国破れてなお国護る英霊に寄せる歌人皇后のひたすらな祈りに感動したのだった。永遠の祈りの御歌ポエジーを讃える。

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