ローソンvsレイニーvsシュワンツ―’89世界GP500三つ巴の頂上決戦 (SAN-EI MOOK) の感想

286 人が閲覧しました

結果としてはタイトル奪取は出来なかったが、やはりレイニーは速い！シュワンツは速いと思うが、コケ過ぎ。ローソンは
読んでいてもトキメキが少ないナ～。

83年の特集号が出た時から、「次は89年だろう」と待ち焦がれていましたが、しかし同時に不安もありました。それは「１冊で語りきれるのか？」というものでした。
おそらくそれは編集サイドでも承知していたからこその、”part.1 riders編”ということなのでしょうが、いかんせん全100ページでもあの15戦を語るのはやはり無理だったようです。

それでも、当時はほとんど語られなかったホッケンでのローソンの”負け惜しみ”（個人的には、ローソンが見たという”白旗”はスペンサーが時々見た”牛”のようなものだと思っていますが　ｗ）や、逆に当時はサインボードのせいと言われていたアンダーストープでのクラッシュを、「完全に自分にミス」と振り返るレイニーなど、非常に興味深い事実が本人の口から語られている点は、さすが"RACERS"だと思います。

でも、やっぱり物足りない！「１冊まるごと鈴鹿」って割り切ったほうがRACERSらしいんじゃないのか！とさえ思ってしまう。

結局、あの鈴鹿での夢のような出来事は、文字や写真では到底伝えることはできない・・・そんな事実を突き付けられてしまったようでした。

ローソンのインタビューの最後の一言見て、素晴らしい時代だったよなあと目頭が熱くなったのは俺の年のせいだろうなあ
WGPを見て育った４０代のおっさんにおすすめ
おばさんも可ですが