Les Miserables: Original French Concept Album の感想

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かなりネタバレになりますが・・・。
エポニーヌの名曲『On My Own』は、実は、コゼットのお母さんのファンティーヌのナンバーで原題は『L’Air De La Misere』というタイトルで『夢やぶれて』の前に歌われます。
また、今のミュージカルには出て来ない、マリウスのお祖父さん、ジルノルマン氏が登場し、マリウスとの和解のナンバーが入っています。

またファンティーヌが亡くなるシーンの歌は、バルジャンが『On My Own』のメロディーで歌い、今のファンティーヌとバルジャンのパートが入れ替わっています。ただ♪この手冷たくなるわ〜　暖めよう〜♪から今のパートと同じになっています。

チョット物足りないと思ったのは、ミリエル司教様の出番が全くないこと、ジャベールの『星よ』が収録されていなかったこと、ラストはバルジャン一人で召される、つまり誰もお迎えには来てくれませんし、『民衆の歌』もありません。

良かったのは、エポニーヌの最期『恵みの雨』が入っていたこと、『On My Own』の代わりに、エポニーヌの初めて聴くナンバーが一曲入っていたこと、思った以上に録音の音が良かったこと、ガヴローシュのナンバーが多かったこと、そして、何よりもオリジナル版が入手出来たのは、ファンにとって何よりです。パリで探しても無かったので、ここで見つけることが出来て、本当に嬉しい限りです。