エミール (まんがで読破 MD111) の感想
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参照データ
タイトル | エミール (まんがで読破 MD111) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | バラエティ・アートワークス |
販売元 | イースト・プレス |
JANコード | 9784781607870 |
カテゴリ | 人文・思想 » 哲学・思想 » 西洋思想 » 西洋哲学入門 |
購入者の感想
カントが読みふけったということから借りてみました。中身を読んで行くと教育論であることが分りました。
体系だった始まりかたで、入り易いです。当時の時代背景(18世紀西欧)を知るのにも有効です。しかしそれにしてもルソーの言葉が、様々な先入観をもとに展開されていくのを見るのは興味深い。原書ではちゃんと論付けしているのでしょうけれども、こうだからダメなんだ、こうしなくてはならないと、これでもかという程に単純な解説です。マンガで読破シリーズなので仕方がないと思いますが。当時としては斬新な考え方が、今日の教育の基礎にある考え方と言えるのでしょう。私は途中をすっ飛ばしてしまいましたが、最後の数ページは核心をついていてお薦めです:
ルソー:「人はいずれ死にます」「そのときが来る前に君は失うことを学ばなければならないのです」
エミール:「私はだれよりも自由に生きていくつもりです」「しかし私はひとつの束縛を求めます」「それは愛です」
体系だった始まりかたで、入り易いです。当時の時代背景(18世紀西欧)を知るのにも有効です。しかしそれにしてもルソーの言葉が、様々な先入観をもとに展開されていくのを見るのは興味深い。原書ではちゃんと論付けしているのでしょうけれども、こうだからダメなんだ、こうしなくてはならないと、これでもかという程に単純な解説です。マンガで読破シリーズなので仕方がないと思いますが。当時としては斬新な考え方が、今日の教育の基礎にある考え方と言えるのでしょう。私は途中をすっ飛ばしてしまいましたが、最後の数ページは核心をついていてお薦めです:
ルソー:「人はいずれ死にます」「そのときが来る前に君は失うことを学ばなければならないのです」
エミール:「私はだれよりも自由に生きていくつもりです」「しかし私はひとつの束縛を求めます」「それは愛です」