〔新装版〕　現代政治の思想と行動 の感想

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この本を読んでから、視点が開け、広範な観点から政治を考えることができるようになりました。

戦後政治思想を牽引した丸山真男の著作の中でも、もっとも重要な一冊を挙げればこの「現代政治の思想と行動」となるのではないだろうか。天皇制や軍の分析などを通じて「日本」の政治を緻密にかつ大胆に論じ「日本という責任なきシステム」がどう作られ運用されてきたかを知るに適した作品である。丸山真男のもっとも輝かしき青春の一冊を手元に置きぜひ扉を紐解いてほしい。現在のそしてこれからの政治すなわち日本の行く末を頁を繰る毎に思考（試行）して戴きたい所存である。0