丸山真男『日本の思想』精読 (岩波現代文庫) の感想
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参照データ
タイトル | 丸山真男『日本の思想』精読 (岩波現代文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 宮村 治雄 |
販売元 | 岩波書店 |
JANコード | 9784006000424 |
カテゴリ | 哲学・思想 » 東洋思想 » 日本 » 一般 |
購入者の感想
『日本の思想』のあの文章を、砂を噛むような気持ちで読み進めて、なんだか分からんなぁと思った人は、少なくないと思う。読めなくはないが、どうも焦点が合わない、問題設定の枠が理解できない、プロレタリア文学なんて知らないよ、だいたい政治と文学なんて、今さら言われても困る。新書なんだからさ、もっと読みやすくしてよ。
そうやって『日本の思想』に挫折した人にとって、本書は、良質のガイドブックになってくれるだろう。特に、第二章の「近代日本の思想と文学」が頭に入らなかった人は、本書を読んでから、もう一度『日本の思想』に挑戦してみてはどうだろうか。あぁなるほどね、そういうことが問題だったのに、こうなっちゃったわけね、とうまく距離感がつかめると思う。
But、『日本の思想』より先に本書を読んでも、おそらく、二冊とも分からない。もしも本書を読むのなら、一度は『日本の思想』を読了してからの方が良い。0
そうやって『日本の思想』に挫折した人にとって、本書は、良質のガイドブックになってくれるだろう。特に、第二章の「近代日本の思想と文学」が頭に入らなかった人は、本書を読んでから、もう一度『日本の思想』に挑戦してみてはどうだろうか。あぁなるほどね、そういうことが問題だったのに、こうなっちゃったわけね、とうまく距離感がつかめると思う。
But、『日本の思想』より先に本書を読んでも、おそらく、二冊とも分からない。もしも本書を読むのなら、一度は『日本の思想』を読了してからの方が良い。0