欲望と幻想の市場―伝説の投機王リバモア の感想
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参照データ
タイトル | 欲望と幻想の市場―伝説の投機王リバモア |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | エドウィン ルフェーブル |
販売元 | 東洋経済新報社 |
JANコード | 9784492061114 |
カテゴリ | ジャンル別 » 文学・評論 » 文芸作品 » 英米文学 |
購入者の感想
伝説の相場師ジェシー・リバモアの自伝的小説。ほぼ事実に基づいているようだ。
深い洞察と天才的な直感で数々の大相場を乗り越えていくさまは痛快だし、素直にカッコいい。成功だけでなく失敗時の心のさまも描かれていて、伝説の相場師の生き様が伝わってくる。
読み物としてはやや淡白な感があるが、相場に興味がある人なら面白いと思う。加えて、リアルで詳細な描写は現実の投資の参考に大いになるだろう。数々のトップトレーダーが推奨する意味がわかった。この手の本はあまりないと思うので、相場に関わろうとする人は、読んでおいて損はない一冊だと思う。
本書の存在を知ったのは、ある別の本で紹介されていたからで、「ある株式相場師の追想」というさりげない原題を見て、「伝説的な相場師だったらしいが、いったいどんな人だったのだろう」という憧憬を抱いた。邦訳版を探し回ってようやく読めたのだが、内容も期待を裏切らない素晴らしいものだった。
だが、村上龍氏にタイトルやコメントを依頼したのは失敗だろう。品のない邦題はセンスを疑う。経済アレルギーがどうこういったりと、所詮、流行作家にはそのようにしか理解できないのだろうと思った。
深い洞察と天才的な直感で数々の大相場を乗り越えていくさまは痛快だし、素直にカッコいい。成功だけでなく失敗時の心のさまも描かれていて、伝説の相場師の生き様が伝わってくる。
読み物としてはやや淡白な感があるが、相場に興味がある人なら面白いと思う。加えて、リアルで詳細な描写は現実の投資の参考に大いになるだろう。数々のトップトレーダーが推奨する意味がわかった。この手の本はあまりないと思うので、相場に関わろうとする人は、読んでおいて損はない一冊だと思う。
本書の存在を知ったのは、ある別の本で紹介されていたからで、「ある株式相場師の追想」というさりげない原題を見て、「伝説的な相場師だったらしいが、いったいどんな人だったのだろう」という憧憬を抱いた。邦訳版を探し回ってようやく読めたのだが、内容も期待を裏切らない素晴らしいものだった。
だが、村上龍氏にタイトルやコメントを依頼したのは失敗だろう。品のない邦題はセンスを疑う。経済アレルギーがどうこういったりと、所詮、流行作家にはそのようにしか理解できないのだろうと思った。