劇場版 零~ゼロ~ スペシャル・エディション [Blu-ray] の感想

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参照データ

タイトル劇場版 零~ゼロ~ スペシャル・エディション [Blu-ray]
発売日2015-03-03
監督安里麻里
出演中条あやみ
販売元Happinet(SB)(D)
JANコード4907953063655
カテゴリDVD » ジャンル別 » 日本映画 » ミステリー・サスペンス

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購入者の感想

とにかく、ゲーム版の零シリーズの雰囲気を求める方には向いていません。
ゲームをプレイしていない人が、実況動画やコメントを見て、勘違いして零っぽく作っているとしか思えなかった。
零の百合っぽさは、依存と言う面が強く同姓愛という訳では無い。(百合だのなんだの言っている人はごく一部だろ)
にもかかわらず、完全な百合作品にして、ホラー要素をちょっと入れたサスペンスドラマになってしまった。

内容が解っていれば、サスペンスとしては☆2でも良いと思いますが、零~ゼロ~を求めてしまった私には☆1となってしまいました。
最初はホラーを混ぜた百合ドラマを見させられて、正直飽き飽きしましたが、中盤から射映機を持った少年、イタコの宅配便の男性などが登場し、これからみんなで幽霊を封じながら呪いを解いて行くのではと言う期待をしていたのですが、どっちもちょっと出てきて主人公二人で話を進めていった時は愕然となった。せめて、射映機持ってけよ……
映像作品とゲームは別物とはいえ、殆ど基本設定やアイテムを使わないって言うのはさすがにちがうだろ。
この違和感は、実写のドラゴンボールやマグロ食ってる米国版のゴジラを彷彿させられました。
外国人ならともかく、日本のゲームが原作で日本人が日本の映画作ってるのに、どうしてこうなった!
大体、零の魅力は呪いや噂というあやふやなものではなく、生け贄など恐ろしい太古の伝承・儀式という現実に行われたものとして、そこから生み出された呪いとその謎を解くことが魅力なんじゃないかな……

劇場でも見ましたが、私が見た回では序盤と中盤で途中で退場する人も多く、最終的に最後まで見た人は上映開始前の半分以下と言う状況でした。カップルなど普通にゲームのファンじゃ無い人もいたようですが、序盤の百合でダメだったのか出て行く人も多かったみたいです。
自分も何度も出ようと思いましたが、零なので見たって感じです。

しかし零と切り離して、色々踏まえて視聴してみると、ちょっと不思議なサスペンスとしてはそれなりに纏まっていたと思う。
殺人事件の原因になった少女とアヤの話は、個人的にはよかったと思う。

ゲームをプレイした観客なら誰でも思うことだと思いますが、ゲームの「零」をタイトルにする要素はほとんどなく、クリスチャン女子学校が舞台でどちらかというと「マリア様がみている」のホラー映画版といったほうがまだしっくりする気がします。
物語そのものについてはたいして新鮮味はなく、事件の真相はかなり無理無理なのですが、礼拝堂の朝礼でアヤの幻影が空中から舞い降りてきて生徒たちがばたばたと倒れていくところなど映像的に不思議な見どころがあり、映画は物語が破たんしてても一瞬でも美しい瞬間があれば見るに値すると思っている自分には★4くらいはあげられるかな・・・。それで「零」とは言えないけど。
80年代のホラー映画っぽい林祐介の音楽が最高に素敵です。サントラ盤出してほしい!!
スタンダード・エディションがあるわけでもなく、ありきたりの映像特典でスペシャル・エディションを謳うくらいなら、ボーナスCDでサントラCDをつけてスペシャルと名乗ってほしいものだ。
蛇足:物語の謎の核となる中条あやみのアヤの白黒写真が女装の東出昌大に見えてしまうのはいかがなものかと・・・。

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