知のトップランナー149人の美しいセオリー の感想
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参照データ
タイトル | 知のトップランナー149人の美しいセオリー |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | リチャード・ドーキンス |
販売元 | 青土社 |
JANコード | 9784791768325 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 倫理学・道徳 » 倫理学入門 |
購入者の感想
考えるきっかけに満ち溢れた本。ちょっと高いけれども、個人的には値段以上の価値を感じました。
本屋で目が留まって目次をみてすぐに購入。
目次からすでに内容の深さが予想された。
149人がそれぞれ1から4ページで自身が
一番美しいと思っている理論を紹介してくれる。
私の予想外だったのは一番多くの人が挙げたのが
ダーウィンの進化理論だった。
競争と発展の関係をもっとも端的に表しているのが
生物の進化であるが、自己組織系または創発系の
すべてに当てはまるためだ。
また物理学では熱力学の第2法則や慣性則、
マックスウェル方程式、一般相対論なども挙がった。
これを一冊読めば頭の中が美しい理論でいっぱいに
なること請け合いである。
目次からすでに内容の深さが予想された。
149人がそれぞれ1から4ページで自身が
一番美しいと思っている理論を紹介してくれる。
私の予想外だったのは一番多くの人が挙げたのが
ダーウィンの進化理論だった。
競争と発展の関係をもっとも端的に表しているのが
生物の進化であるが、自己組織系または創発系の
すべてに当てはまるためだ。
また物理学では熱力学の第2法則や慣性則、
マックスウェル方程式、一般相対論なども挙がった。
これを一冊読めば頭の中が美しい理論でいっぱいに
なること請け合いである。
とにかくエレガントな本である。冒頭のスーザン・ブラックモア(心理学者)の「自然淘汰による進化」の一文にこんな表現がある。「自然淘汰による進化、この単純な3段階のアルゴリズムは、1つの簡素な理屈によって、なぜ私たちがデザインに満ちた宇宙に住んでいるのかを説明している。」 「・・競争のルール自体が変わり続ける、つねに変化する文脈では同語反復ではなく、意味深くてエレガントな説明へと変わる。」 この部分の前後にまさに現実世界との関わりをエレガントに表現する。読んだだけでも価格(ちょっと高め)を気にせず、透明なナレッジの世界に誘うことのできる希有な書籍だ。