京都もみじ散歩 (SUIKO BOOKS) の感想

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参照データ

タイトル京都もみじ散歩 (SUIKO BOOKS)
発売日販売日未定
製作者水野克比古
販売元光村推古書院
JANコード9784838104741
カテゴリジャンル別 » アート・建築・デザイン » 画家・写真家・建築家 » 写真家

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購入者の感想

本書は、京都を40年間以上の長きにわたって撮り続けてきた水野克比古さんの最新の紅葉の写真集です。今作で158作目ということですが、多くの読者の支持を集めているのはこれまでの作品集の質の高さの証明にほかなりません。
今作もそうですが、まさしくベスト・ショットと言える写真ばかりが掲載されているのが高く評価されているのだと思います。

「京都のカエデの紅葉は、高雄山神護寺の金堂前のイロハモミジ(別名タカオカエデ)から始まる。」の水野さんの文章で始まりました。京都の秋は、下鴨神社の糺の森の木々が落葉するまでの1カ月間、洛北からスタートし、洛東や洛西の山から洛中に降りて行き、洛南を赤く染めていくという変遷をどっていきます。厳しい自然環境の京都の風土が鮮やかな紅葉を生みだしたと水野さんが語っていました。

表紙は大原の勝林院で、裏表紙は宇治の興聖寺の散り紅葉に敷き詰められた琴坂の俯瞰です。これだけ取って見ても見事な作品でしょう。ベストシーズンで、かつアマチュアカメラマンが写り込んでいない琴坂の写真を撮ることは経験上難しいのを知っています。構図や色調だけでなく、タイミングなど兼ね備えてはじめて素敵な写真が撮れるのですから。

本書では、1ページに1つの寺院の紅葉を取り上げて、住所、電話、拝観時間、拝観料、交通機関等が記載してあります。京都の紅葉を取り上げたガイドブックよりはずっと視覚に訴えており、具体的でかつ網羅的ですし、水野氏による解説も参考になるでしょう。
洛北、洛東、洛南、洛西、洛中の順におおよそ時計回りで掲載してありました。

冒頭には地図があり、本書の撮影地の索引代わりとなりますし、旅程を検討する際にも活用できます。
周山の小野にある岩戸落葉神社(8pに掲載)のライトアップも見ごたえがあるものでした。高雄よりも奥へはなかなか人は寄ってきません。岩戸落葉神社の大銀杏は見ごたえのある立派なもので、観光客の少なさが好ましい撮影ポイントです。

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