晴れた日に永遠が・・・ の感想

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タイトル晴れた日に永遠が・・・
発売日販売日未定
製作者中野 翠
販売元毎日新聞社
JANコード9784620322803
カテゴリ文学・評論 » エッセー・随筆 » 著者別 » な行の著者

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購入者の感想

もう20年以上のあいだ、毎年この人の年末エッセイを買っています。
それこそ、女の子の雑誌にコラムを連載していたころの中野さんの文章は
小気味よくて洒脱で、そのころの私にはものすごく新鮮でした。
私は、そのころからこの方のファンです。
世の中や、風俗、人を見る目の確かさやそれを表現するセンスは独特で、
それは今に至るまで、ぶれていないと思います。

どのコラムだったか忘れましたが、今でも大切に心に留めている至言で
「貧乏なことは恥じゃないけど、貧乏くさいのは、センスのなさだから恥ずかしい」
と(表現はこの通りではなかったと思いますが)書かれていて、
とても納得したのを覚えています。

本当じゃないもの、嘘っぽい美辞麗句を疑ったり、自分の未熟さにおちこんだり、
とても還暦を過ぎた女性(失礼)とは思えないような瑞々しい感性を
私はやっぱり、信用しています。毎年起きるさまざまなニュースが、
中野さんのアンテナにはどんなふうに触れたのか、楽しみにしています。

毎年年末に発売されるのをとても楽しみにしているシリーズ本です。
昨年末も意気揚々と購入しました。
今年はどんな一年だったかを毎年この本を読んで再確認するのが恒例行事になってます。
そして、切れ味鋭い中野氏がどう世相を斬ってくれるのか
いつもワクワクしながらページを捲ります。

年齢とともに多少口調というか、切り口も穏やかになった感は確かにありますが
それでも充分辛口世評ですよ。
サラダ売り場で図々しいおばさんにムカッときたり
盲導犬に悪戯する輩に憤りを感じたり
ああ、いつもの中野節だなあと思います。

あとこれもお楽しみの一つですが本と映画の話は本当に面白いです。
たまたま、自分も読んだ本の話があったりして
しかもその本を褒めてると当然の事ながら
別に自分が褒められた訳ではないのに何だかちょっと嬉しい気がします(笑)

星を一つ減らしたのは「そこもうちょっと掘り下げて欲しいなあ」と思うコラムが
いくつかあったので星は4つにしました。
これはでも、個人的な感想なので満点でもおかしくはないと思います。
情報量満載で手に取りやすいお値段である事は毎年嬉しく思います。
きっと、今年の年末もこのシリーズ本を買うでしょう。
今から楽しみです。

中野さんの著作は全部買っていますし、毎年年末に出るこのシリーズを楽しみにしていました。共感できるところもそうでないところもひっくるめて、「こういう年だったなぁ」とストンと飲み込めるすっきりした読後感がたまらなく好きでした。
けれどもみずいろメガネあたりから「あれ?何か違う気がする…」と言う感じが拭えません。
微妙にツボを外している。今回もそんな感じ。
角が取れたというよりも刃が鈍ってきたような…。

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