フラジャイル 病理医岸京一郎の所見(1) の感想
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参照データ
タイトル | フラジャイル 病理医岸京一郎の所見(1) |
発売日 | 2014-11-21 |
製作者 | 草水敏 |
販売元 | 講談社 |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL |
購入者の感想
月刊アフターヌーンで出会った第1話から心を鷲掴みされた本格医療漫画。
病気の原因を調べ診断を下す病理医、岸京一郎が主人公。強烈な変人だが極めて優秀。自分の診断を貫く為には、同僚である医師たちはおろか院長と軋轢を起こすことも意に介さない。「フラジャイル=割れ物注意」だが、脆弱性皆無の強固な性格の持ち主。
そんな岸と関わる、岸に惹かれて押しかけ病理医見習いとなる研修医の宮崎、臨床検査技師の森井、岸と大学が同窓の女医・細木等々とのやり取りで話は進んでゆく。強烈な岸に引けを取らないキャラの立った脇役たちの造形も見事。単なる変人ではない、岸の病理医としての矜持と自らの診断を貫く理由が、脇役たちとのやり取りの中で鮮明に浮かび上がってくる。
原則一話読み切りで、どの話もクオリティーが高い。今後の、宮崎の成長、森井の決断、細木が仄めかす主人公の過去なども楽しみ。
病気の原因を調べ診断を下す病理医、岸京一郎が主人公。強烈な変人だが極めて優秀。自分の診断を貫く為には、同僚である医師たちはおろか院長と軋轢を起こすことも意に介さない。「フラジャイル=割れ物注意」だが、脆弱性皆無の強固な性格の持ち主。
そんな岸と関わる、岸に惹かれて押しかけ病理医見習いとなる研修医の宮崎、臨床検査技師の森井、岸と大学が同窓の女医・細木等々とのやり取りで話は進んでゆく。強烈な岸に引けを取らないキャラの立った脇役たちの造形も見事。単なる変人ではない、岸の病理医としての矜持と自らの診断を貫く理由が、脇役たちとのやり取りの中で鮮明に浮かび上がってくる。
原則一話読み切りで、どの話もクオリティーが高い。今後の、宮崎の成長、森井の決断、細木が仄めかす主人公の過去なども楽しみ。