カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書 第2巻 分子遺伝学 (ブルーバックス) の感想

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参照データ

タイトルカラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書 第2巻 分子遺伝学 (ブルーバックス)
発売日販売日未定
製作者デイヴィッド・サダヴァ
販売元講談社
JANコード9784062576734
カテゴリジャンル別 » 科学・テクノロジー » 生物・バイオテクノロジー » 遺伝子・分子生物学

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 第1巻が出た時点では4月発売の予定でしたが,ほぼ一ヶ月遅れて出版(その間に第1巻は3刷)。訳書第2巻は原著第8版の第3部(第9章から第14章)です。「分子遺伝学」は類書が多いのですが,本書の特徴は正確で適度な図解に合わせて記述が分かりやすいことです。また、科学史上重要度の高い仮説や実験は研究者名(高校の教科書に名前が出ている人々)とともに丁寧に解説されています。各章のイントロダクションは巧みで,細胞分裂の章に「Hela細胞の由来」,遺伝学の章に「赤ん坊に割礼をしなかったラビの知恵」,DNAの構造の章に「恐竜再生」,転写・翻訳の章に「リボソームを破壊する暗殺毒リシン」,ウィルスと原核生物の章に「インフルエンザ・ウィルス」,真核生物の章に「絶滅危惧種のゲノム」の話題が取り上げられています。節見出しは「核外にある遺伝子の影響は何か?」のように疑問形になっており,その下の小見出しは「「突然変異は進化の礎である」のように簡約で,要点を把握しやすく出来ています。
 既に原著は第9版が2009年10月に出版されています。第9版は図や表現にかなり改善があり(各章のイントロも変えられています),部や章の構成が大きく変わっていますが、この部の本文の根幹に当るところに大きな変更はありません。訳書340ページには成功間近な研究として,2010年5月22日に成功が報道されたマイコプラズマで人工生物を合成する研究が記述されていました。
 訳書第3巻は5月予定でしたが変更されて,8月だそうです。0

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