ショーシャンクの空に [Blu-ray] の感想
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参照データ
タイトル | ショーシャンクの空に [Blu-ray] |
発売日 | 2010-04-21 |
監督 | フランク・ダラボン |
出演 | ティム・ロビンス |
販売元 | ワーナー・ホーム・ビデオ |
JANコード | 4988135806529 |
カテゴリ | DVD » ジャンル別 » 外国映画 » ドラマ |
※サンプル画像
![ショーシャンクの空に [Blu-ray] サンプル画像](http://ecx.images-amazon.com/images/I/61G9m94ulSL.jpg)
購入者の感想
多くの人と同じように、私も大好きな映画だった。
ただ、以前は「諦めずに穴を掘り続けた不屈の精神」にのみ感動していた。
しかし、今回は少し違うところが気になった。
彼は冤罪。絶望に打ちひしがれ、世を恨んで当然な環境。
にもかかわらず、彼の心は荒むことなく、さわやかで余裕があることに気づいた。
具体的には
所員の税対策を請け負った。仲間は炎天下冷たいビールを飲めた。
図書館を作った。文盲に近い連中が本に触れ、興味を持った。
オペラを響き渡らせた。一瞬、皆の心に自由の風が吹いた。
諦めずに脱走を成し遂げた「不屈の精神」は、言うまでもなく素晴らしい。
それでも、敢えて厳しく言ってしまうと、あくまでも自分の利益を求める行為に過ぎない。
それに対して、前述の行為は、刑務所で出会った仲間のための行為。
本来、銀行エリートの彼が生涯出会うことのないような連中。
たびたび映る食事のシーンで、次第に皆の心が豊かになっていくのを感じる。
自らの目標を達成するために、ガムシャラに努力することは尊いこと。
でも、人生それだけでは十分ではないのだと、私は今回改めて気づかされた。
最後のシーン、美しい太平洋。
明晰な頭脳、強い意志、行動力。
そして、友人と分かち合う温かい心。
もう一度見てよかった。
ただ、以前は「諦めずに穴を掘り続けた不屈の精神」にのみ感動していた。
しかし、今回は少し違うところが気になった。
彼は冤罪。絶望に打ちひしがれ、世を恨んで当然な環境。
にもかかわらず、彼の心は荒むことなく、さわやかで余裕があることに気づいた。
具体的には
所員の税対策を請け負った。仲間は炎天下冷たいビールを飲めた。
図書館を作った。文盲に近い連中が本に触れ、興味を持った。
オペラを響き渡らせた。一瞬、皆の心に自由の風が吹いた。
諦めずに脱走を成し遂げた「不屈の精神」は、言うまでもなく素晴らしい。
それでも、敢えて厳しく言ってしまうと、あくまでも自分の利益を求める行為に過ぎない。
それに対して、前述の行為は、刑務所で出会った仲間のための行為。
本来、銀行エリートの彼が生涯出会うことのないような連中。
たびたび映る食事のシーンで、次第に皆の心が豊かになっていくのを感じる。
自らの目標を達成するために、ガムシャラに努力することは尊いこと。
でも、人生それだけでは十分ではないのだと、私は今回改めて気づかされた。
最後のシーン、美しい太平洋。
明晰な頭脳、強い意志、行動力。
そして、友人と分かち合う温かい心。
もう一度見てよかった。
希望は誰かがくれるものではない。なにかいいことないかなあ、と漫然と暮らしている私にはこの考えは恐ろしい。でも与えることが出来ないのなら、取り上げることも出来ないはず。そう考えるとちょっと希望が湧いてくる。アンディは私にとっては畏敬の対象。なぜこの人はこんなに強いの。この人の精神を犯すことは誰にもできない。だからふがいない私にとっての希望はレッドだ。一度自分からすてちゃった希望。それをおずおずと取り戻しに出かけるレッド。岩の下から手紙を見つけての帰り道、上着をひょいと肩にかついでバッタの飛ぶ草原を歩いているレッドの顔。あまりにも何度も何度もみたので、どこにいてもあの顔を思い描けるようになりました。お天気のいい日に寝転んで空にあの顔を描いたりしてる私。映画は目でみるものだけど、こんなにも心にもしみこむものなのですね。