第二次世界大戦 影の主役―勝利を実現した革新者たち の感想

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タイトル第二次世界大戦 影の主役―勝利を実現した革新者たち
発売日販売日未定
製作者ポール・ケネディ
販売元日本経済新聞出版社
JANコード9784532168865
カテゴリジャンル別 » 歴史・地理 » 世界史 » 一般

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この本は、第二次世界大戦・太平洋戦争において米英露の同盟軍が如何にして、独日伊の枢軸軍を打ち破ったかを示す軍事史である。

ドイツ軍機甲師団による電撃戦で蹂躙されるヨーロッパ全土。Uボートによって失われる膨大な戦略物資。日本海軍機動部隊によって奇襲され、征服される太平洋の島々。本書は、この第二次世界大戦緒戦の流れが、中盤以降、どう変わっていったのかを示す物語だ。戦略、作戦・運用、戦術がどう急転したのか。何がターニングポイントとなったのか。誰がそれを担ったのか。どのようにして可能になったのか。

1943年1月。チャーチルとルーズベルトは、カサブランカで会談し、戦局を転換させるための重要な課題を協議する。まず、大西洋のシーレーンを確保する必要がある。米国からの軍需物資と兵員を安全に英国に送り届けるルートを確保しなければならない。しかし、そのためには、甚大な被害を与えているUボートを駆逐する必要がる。次に、英国を拠点に長距離爆撃機によって、ドイツの戦略生産基盤を破壊する必要がある。しかし、ドイツは優秀な戦闘機を多数保有しており、制空権の確保は容易ではない。実際、ドイツ空軍邀撃機によって多くの爆撃機が撃墜されていた。さらに、制海権と制空権を奪ったうえで、最終的には、海上から敵の防備が完備された陸地に上陸しなければならない。しかも、ヨーロッパと太平洋の二正面で。だが、世界の軍事史上、強固に防御された海岸に対し、大規模な上陸作戦が成功した例はほとんどない。

カサブランカ会談で方針は決まった。しかし、どうやってこれらの課題解決は可能になるのか。本書は、これらの難題に立ち向かった米英露の軍事組織の試行錯誤の物語だ。

大海原でUボートの小さな司令塔を探知する海上レーダーは、誰の発明か。ドイツ空軍を壊滅させたP-51マスタングはどのようにして誕生したか。水陸両用作戦は、どのような失敗の教訓から精緻化されたのか。高高度から高速で日本上空を駆け抜け、下界を焼け野原にしたB-29爆撃機は、いつの間に完成したのか。エノラゲイの出撃地であるテニアン島は珊瑚礁の島だった。ここに短期間で滑走路を整備したのはどのような部隊か。

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