考える鉛筆 の感想
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参照データ
タイトル | 考える鉛筆 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 小日向 京 |
販売元 | アスペクト |
JANコード | 9784757220539 |
カテゴリ | ジャンル別 » 暮らし・健康・子育て » 生活情報 » 日用品・雑貨 |
購入者の感想
著者は、鉛筆削りによる削り加減の違い、削りかすの匂いや形を愛でるところから、語り始めます。決して、ブランドやスペックでものを語らないのです。著者の情熱は、削り方、芯の研ぎ方、鉛筆持ち方、筆圧の掛け方、そして何の上に乗せた紙に書くかという、今まで誰もチャレンジしなかった探求を続けます。芯の硬度や各スペックは、こういう現場の使い方で大きく違ってくるのですから、著者の着眼点は誠に当を得たものと言えるでしょう。
鉛筆を愛用している大人は、一般に考えられているほどよりは多く存在すると、私は思います。私が知っている「鉛筆使い人」たちは、自分の流儀をかたくなに守っている人が多く見られました。ある意味、職人が道具を厳選し、カスタマイズする姿に近いのかも知れません。鉛筆使い人たちは、特に自分が鉛筆ファンだと自覚していることは稀です。そういう市井の鉛筆使い人こそ、本書を読んでもらいたいと思います。
読者は、著者の研究を参考にして、自分の鉛筆環境を振り返りことができるでしょう。その上で、著者の意見を取り入れるか、やっぱり自分流儀でいくかは、読者の判断です。
何事も、一つの道は奥が深いことを、改めて想わせる本書です。私は、本書が面白くて楽しい本なので、しばらく枕頭に置き、この本とともに眠っていました。
鉛筆を愛用している大人は、一般に考えられているほどよりは多く存在すると、私は思います。私が知っている「鉛筆使い人」たちは、自分の流儀をかたくなに守っている人が多く見られました。ある意味、職人が道具を厳選し、カスタマイズする姿に近いのかも知れません。鉛筆使い人たちは、特に自分が鉛筆ファンだと自覚していることは稀です。そういう市井の鉛筆使い人こそ、本書を読んでもらいたいと思います。
読者は、著者の研究を参考にして、自分の鉛筆環境を振り返りことができるでしょう。その上で、著者の意見を取り入れるか、やっぱり自分流儀でいくかは、読者の判断です。
何事も、一つの道は奥が深いことを、改めて想わせる本書です。私は、本書が面白くて楽しい本なので、しばらく枕頭に置き、この本とともに眠っていました。