海月姫(4) の感想

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タイトル海月姫(4)
発売日2012-09-28
製作者東村アキコ
販売元講談社
JANコード登録されていません
カテゴリ »  » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL

購入者の感想

待ってました、の最新刊♪

世俗離れした生態の「尼〜ず」と
お洒落女装男子・蔵之介が
ありえない出逢いを果たしたところから始まるこの話、
まさに『未知との遭遇』なんですが、
かつての漫画少女(とくに『お父さんは心配症 (1) (りぼんマスコットコミックス (351))』が
タイムリーだった三十代ぐらい)には、
このスピード感&ギャグ感が気持ちよく、
楽しく読めるように思います。

蔵之介くんの天水館再生プランは
しょうじき見通しが甘い(笑)のですが、
多くの女子の内部に密かに宿る「尼〜ずゴコロ」が
刺激されるこの悶絶感こそが、
実はこの作品のツボなんじゃないでしょうか。

あと、この作品で好きなところは
「正真正銘の悪役」がいないとこ。
最初はにっくき悪役だったディベロッパーの稲荷さんも
ビッチぶりが増しておかしくなりすぎて、
4巻では思わず愛おしささえ感じてしまいました。

“お洒落でいたい、ダサいと思われたくない”という自分と
“他人の目なんて気にせず我が道を突き進みたい”という自分、
この2つのアンヴィバレンスの中でバランスを取ろうとする、
すべての女子に読んでほしいマンガですよ。

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