世界から猫が消えたなら (小学館文庫) の感想

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参照データ

タイトル世界から猫が消えたなら (小学館文庫)
発売日2014-09-18
製作者川村 元気
販売元小学館
JANコード9784094060867
カテゴリ文学・評論 » 文芸作品 » 日本文学 » か行の著者

購入者の感想

ある意味で泣けます。
あまりのつまらなさ、時間とお金の無駄遣い感で泣かされます。

読み進めるのに致命的に気になるのが設定の甘さです。
主人公も悪魔も自分の言葉のつじつまが合っていません。
矛盾だらけです。

なにか一つのものを消すたびに一日延命できる、
という面白い発想まではよかったのですが、それを思いつくままに
適当に書いてしまったのでしょうね。まさにケータイ小説的に。
ラストは初めから決めていたのでしょうか。
終盤に向かっていく過程がおそまつ過ぎて吐き気がします。

それなりに深い話を書いているのですが、
内容も表現も自己満足な感じや「オレはこんなに深く考えているんだ」という感じが
プンプンして、読者全般には受け入れにくいと思います。
それでもケータイ小説の体裁であれば女子高生あたりには大いに響くのでしょうが
書籍となって大人が読むにはあまりにも低レベルです。
せいぜい中学生か高校生くらいが読むものだと思います。

 表紙とタイトルに惹かれて読んだが面白くなかったのが正直な感想です。
序盤のアロハの悪魔が登場した時点で、かなり嫌な予感がした。嫌に世俗的で軽いノリのキャラに
"夢をかなえるゾウ"を思い出してしまった。著者は面白いと思っているだろう主人公と悪魔のやり取りが、
とにかく面白くもなく、無駄に長い。
 内容は末期の脳腫瘍になった主人公が、悪魔が指定したものをこの世界から消すことによって1日の延命を得られるが、
その消されたものを通して、今までの人生を考えるという物語。
 設定は中々面白いが、上記の悪魔のキャラ設定ともうひとつ致命的にこの小説を駄目にしているのが、文章の稚拙さが原因の
説得力の無さだと思う。この2つのせいで全く感情移入できなかった。比喩や形容の仕方が村上春樹を意識しているような表現が
多々あるが、村上春樹のような重厚感や説得力はなく、取ってつけたみたいな表現になってしまって余計に文章力の無さを感じた。
 唯一の救いは字数が少ないので、すぐに読めて時間の無駄が抑えられたことぐらいだろうか。

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