心を揺さぶる語り方―人間国宝に話術を学ぶ (生活人新書) の感想

273 人が閲覧しました
アマゾンで購入する

参照データ

タイトル心を揺さぶる語り方―人間国宝に話術を学ぶ (生活人新書)
発売日2013-04-10
製作者一龍斎 貞水
販売元NHK出版
JANコード登録されていません
カテゴリ »  » ジャンル別

購入者の感想

何故か惹かれるものがあり、読んでて、グイグイ読まされました。

普通よくある、巷の「話し方」の本とは異質なレベルの本です。

「和の心、思いやりとしての話術」と帯に書いてある通りの内容です。

それにしても術というものでもないような気がするくらい、
話をすることの文化的背景や、社会的背景、人間が話すことの意味、
みたいなものまで含んでいるような内容の本です。

人間国宝が伝統話芸講談のことを軸に、話すといううこと、語るということを
語るのですから、めったに聞けない話がいっぱいです。

 ・話をする人間の態度と人柄
 ・思いやりとしての話術
 ・表現力を高める準備と工夫
 ・どんな心に向けて語るか
 ・花鳥風月と心の色合い
 ・立場をわきまえて話すということ
 ・話術を上達させる近道
 ・真剣さは人の心を動かす

 これが目次のタイトルです。
もう目次からして、格が違う感じです。

 中身も豊かで、とてもよかったです。うなずきながら、刺激になりました。

 無理をしない、自然な流れ、自分のありのままに
失敗も恐れないで、場数を踏んで、どんなにアガッたとしても、
いついかなる時に、人前で話す場合、「自分がナニモノであるか」という一点だけ
には自信をもって、話すこと。ここらがキモですね。
この本のポイントのような気がします。

表現できないほど奥深い、まだまだ、たくさんの深い内容のある本。

ちょっと変わった、本質的に役立つ話し方の参考本がないかと
探してる方には、コレ!! 間違いなく、これぞ良書ですね!!
 

話し方のテクニックというよりは、「在り方」の話が中心で、
どんな仕事にでも応用できる「本質論」が語られています。

やはり講談師。文章にもリズム感があって、
どんどん読み進めることができました。

なのでサラッと読めてしまうのですが、
実はとても大事なことが随所に書かれています。

そこをじっくりと感じることができるかどうかが、
この本の内容を自分に活かせるかどうかの分かれ目だと思います。

何度も何度も読み返して、自分の血肉としたいです。

あなたの感想と評価

コメント欄

関連商品の価格と中古

心を揺さぶる語り方―人間国宝に話術を学ぶ (生活人新書) を買う

アマゾンで購入する
NHK出版から発売された一龍斎 貞水の心を揺さぶる語り方―人間国宝に話術を学ぶ (生活人新書)(JAN:登録されていません)の感想と評価
2018 - copyright© アマゾン通販の感想と評価 all rights reserved.