グラディウス の感想
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参照データ
タイトル | グラディウス |
発売日 | 1986-04-25 |
販売元 | コナミ |
機種 | FAMILY COMPUTER |
JANコード | 4988602505788 |
カテゴリ | 機種別 » その他の機種 » ファミリーコンピュータ » ゲームソフト |
購入者の感想
レーザーがAC版のものを表現できていませんが、なんせファミコン。あの付いてくるオプションを表現できただけで、よく出来たな・・と思いました。やってるうちになんとも懐かしい思いになりました。ありがとうグラディウス!
このファミコン版「グラディウス」が発売されたは1986年。
ゲーセンを席巻した大作ということで、
発売前はどのゲーム雑誌でも特集を組むなど、大々的に取り扱われていたのを覚えています。
しかし一方、僕らファミコン少年たちはその先行写真を見て、
「レーザー細切れ」「ボス、ちっちゃい」などと、発売前からダメ出しをしていたことも覚えています。
実際このグラディウスが店頭に並ぶと、予想ほどには売れず、
発売数週間を経る頃には、街のゲームショップのおじさんが困り顔で何度も値札を張り替えていた気がします。
そんな子供の頃の思い出を振り返って今感じるのが
「いいモノを見る眼がなかった」
という反省。
グラフィックが劣化したとか、ボリュームが減ったなどということは、本来どうでも良かったんです。
ファミコンというハードで、アーケード版と同じものを作るなどということはもとより不可能なことで、
ならばその制約の中でどこまでのものができるかを考え、最適なアレンジを加え表現する。
そのことこそが大事だったのだと、大人になった今はわかります。
この時期、ROMの大容量化やバッテリーバックアップの登場という流れの中にあって、
ゲームはどんどん冗長化してゆく傾向にありました。
そして僕らは、まだその冗長化こそが進化の正しい方向だと考えていた感があります。
このファミコン版グラディウスは、そんな単調な時代の向き先に捉われず、
ファミコンにおける「最適なアレンジ」をほぼ完璧に果たしていた作品だったと思うんです。
しかし僕はこの時気づけなかった。
流行や先入観に捉われない、一本筋の通ったものの良さを見極められる目を持つ大切さ。
僕にとってはそれを教えてくれた一本。
ゲームの歴史に燦然と輝く名作として、自信をもってお勧めします。0
ゲーセンを席巻した大作ということで、
発売前はどのゲーム雑誌でも特集を組むなど、大々的に取り扱われていたのを覚えています。
しかし一方、僕らファミコン少年たちはその先行写真を見て、
「レーザー細切れ」「ボス、ちっちゃい」などと、発売前からダメ出しをしていたことも覚えています。
実際このグラディウスが店頭に並ぶと、予想ほどには売れず、
発売数週間を経る頃には、街のゲームショップのおじさんが困り顔で何度も値札を張り替えていた気がします。
そんな子供の頃の思い出を振り返って今感じるのが
「いいモノを見る眼がなかった」
という反省。
グラフィックが劣化したとか、ボリュームが減ったなどということは、本来どうでも良かったんです。
ファミコンというハードで、アーケード版と同じものを作るなどということはもとより不可能なことで、
ならばその制約の中でどこまでのものができるかを考え、最適なアレンジを加え表現する。
そのことこそが大事だったのだと、大人になった今はわかります。
この時期、ROMの大容量化やバッテリーバックアップの登場という流れの中にあって、
ゲームはどんどん冗長化してゆく傾向にありました。
そして僕らは、まだその冗長化こそが進化の正しい方向だと考えていた感があります。
このファミコン版グラディウスは、そんな単調な時代の向き先に捉われず、
ファミコンにおける「最適なアレンジ」をほぼ完璧に果たしていた作品だったと思うんです。
しかし僕はこの時気づけなかった。
流行や先入観に捉われない、一本筋の通ったものの良さを見極められる目を持つ大切さ。
僕にとってはそれを教えてくれた一本。
ゲームの歴史に燦然と輝く名作として、自信をもってお勧めします。0