いいことがいっぱい起こる魔法の家のつくりかた 夢を叶えちゃう絵本 の感想

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間取りを考ええようと思った最初の頃に読んだり、文字を読むのが苦手な方に向いています。
内容的には目新しいものは見当たらず、最近の人気のある間取りを例にイラスト化して簡単に説明している内容です。

1章は標準的な4人家族向け程度の家の間取り図がＬ字型3種類、正方形型3種類、コの字型2種類紹介されています。
2章〜３章でリビング、キッチンなど住宅の各部分での工夫できるポイントなどの紹介です。
4章は構造に関する簡単な解説です。
5章は今住んでいる家の不満を挙げるチェックリスト、家をゾーンで考える間取りを考える前の略図の作成法、実際に方眼紙に間取り図を書いてみる、という順に紹介されています。

基本的には株式会社ひまわりほーむという会社が作った本ですので、住宅関係の書籍はほとんどそうですが、この会社の得意な工法を推奨する形にはなるので、一つの考え方として捉えるのが良さそうです。またいくつか住宅関係の本を読んでいる方には不要ではないかと思います。

文章よりも、イラスト重視で、サクサク読めます。
家作りのイメージはわきやすいと思います。
普段あまり本を読まない人や、子どもには読みやすいかと思います。

また、間取りの話だけでなく、耐震性の話も書かれてあり、そこはよかったと思いました。
また、筆者の人柄の良さもなんとなく伝わる部分が最後のほうに記述されており、それもなかなか良かったです。

しかしイラストを重視する反面、筆者たちの、読者にこの本を読ませようという意識が少し強いような感じがし、
少しビジュアル的に’うるさい’感じがしました。

それと、住宅関連本にありがちな、自社の宣伝もばっちり巻末に載ってあり、
うーん、結局それが目的かー、という感じがしたことは否めません。

他の本と比較すると、星4つはつけれませんでした。