世界の果ての通学路 [DVD] の感想
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参照データ
タイトル | 世界の果ての通学路 [DVD] |
発売日 | 2015-01-23 |
監督 | パスカル・プリッソン |
出演 | ジャクソン・サイコン |
販売元 | KADOKAWA / 角川書店 |
JANコード | 4988111247421 |
カテゴリ | DVD » ジャンル別 » 外国映画 » ドキュメンタリー |
購入者の感想
フランスの秀逸なドキュメンタリー映画の登場。
春から夏へと、日本全国に上映館が広がった作品。
DVDでも是非ご覧いただきたい。
4人の子どもの「通学路」の姿を映している。
そのシンプルな構想の奥に、「世界」の様々な課題や問題、そして「生きる力」の煌めきが見えてくる。
ケニアのジャクソン、11歳は片道15kmの通学路を2時間かけて妹のサロメを連れて進む。
サバンナの大地が通学路だ。毎年、象に襲われて、数名の子どもが命を落としている場所だ。
父親は、通学前に無事を神に祈るのだ。途中、サロメが「ひとりじゃなくてよかった」とつぶやく場面が、善い。
ジャクソンは聡明な少年だ。そして、妹を守ろうとする責任感がひしひしと伝わる。
アルゼンチンのガロス、11歳は5歳年下の妹ミカイラとともに、馬に二人乗りして18kmの道のりを進む。
パタゴニアの大平原、そして山々は険しく、崖は危険だ。
しかし、愛馬キベリトは、何とも優しく穏やかな眼をした馬だ。
落ち着いて断崖を歩む。
その安心感と人と馬の信頼感が、映像から暖かくそして頼もしく響くのがたまらなく善い。
インドのサミュエルは、13歳だ。足に障害を患い、歩行ができない。
ボロボロの車椅子を2人の弟が押して通学する。
片道4kmだが、1時間30分くらいかかる。
でも、辛さ、悲痛さが存在しない。
3人は、笑い飛ばして生きるのだ。
モロッコの少女ザビラは12歳。
2人の友達と月曜日の早朝に、22kmを4時間かけて全寮制の学校に出発する。
金曜日に再び、家に帰るのだ。
少女たちが住む土地では、女性が学ぶことを善しとしていないのだ。
アップとルーズの映像のコントラストが見事だ。
ルーズは、通学路の広大な大地を描く。
広大さの中には、過酷な野生と自然の残酷も隠れている。
息をのむ大地の威容だ。
春から夏へと、日本全国に上映館が広がった作品。
DVDでも是非ご覧いただきたい。
4人の子どもの「通学路」の姿を映している。
そのシンプルな構想の奥に、「世界」の様々な課題や問題、そして「生きる力」の煌めきが見えてくる。
ケニアのジャクソン、11歳は片道15kmの通学路を2時間かけて妹のサロメを連れて進む。
サバンナの大地が通学路だ。毎年、象に襲われて、数名の子どもが命を落としている場所だ。
父親は、通学前に無事を神に祈るのだ。途中、サロメが「ひとりじゃなくてよかった」とつぶやく場面が、善い。
ジャクソンは聡明な少年だ。そして、妹を守ろうとする責任感がひしひしと伝わる。
アルゼンチンのガロス、11歳は5歳年下の妹ミカイラとともに、馬に二人乗りして18kmの道のりを進む。
パタゴニアの大平原、そして山々は険しく、崖は危険だ。
しかし、愛馬キベリトは、何とも優しく穏やかな眼をした馬だ。
落ち着いて断崖を歩む。
その安心感と人と馬の信頼感が、映像から暖かくそして頼もしく響くのがたまらなく善い。
インドのサミュエルは、13歳だ。足に障害を患い、歩行ができない。
ボロボロの車椅子を2人の弟が押して通学する。
片道4kmだが、1時間30分くらいかかる。
でも、辛さ、悲痛さが存在しない。
3人は、笑い飛ばして生きるのだ。
モロッコの少女ザビラは12歳。
2人の友達と月曜日の早朝に、22kmを4時間かけて全寮制の学校に出発する。
金曜日に再び、家に帰るのだ。
少女たちが住む土地では、女性が学ぶことを善しとしていないのだ。
アップとルーズの映像のコントラストが見事だ。
ルーズは、通学路の広大な大地を描く。
広大さの中には、過酷な野生と自然の残酷も隠れている。
息をのむ大地の威容だ。