この人と結婚していいの? (新潮文庫) の感想

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タイトルこの人と結婚していいの? (新潮文庫)
発売日販売日未定
製作者石井 希尚
販売元新潮社
JANコード9784101294315
カテゴリジャンル別 » 人文・思想 » 倫理学・道徳 » 倫理学入門

購入者の感想

多くの方も書かれている通り、タイトルの印象と中身は違います。
私ははじめ、タイトルを見て、「自分の結婚相手として、相手がふさわしいかどうかを見定める本」のように思えました。
しかし実際の内容は、そうではありません。
「大切なパートナーと、幸せな結婚生活という共通のゴールに向かって、互いにどのように歩み寄っていくべきか」という指南書です。

そのために、男女の「違い」を理解することが大切だと、筆者は言います。
なぜなら、男女はそもそも「全く違う生き物」だからです。
「違う生き物」にも関わらず、お互いに自分の価値観を「当たり前」だと思っていると、軋轢が生まれてしまいます。

例えば、、、

「なんであんなに怒ってるんだ?」
「なんでこんなことも分かってくれないんだ?」
「何度も伝えてるのにどうして?」
「そんなこといちいち聞かなくてもいいやん。」
「放っておいてくれよ。」

などなど、色んな軋轢が生まれます。
男にとっての常識と、女にとっての常識が異なるのです。

私は本を読んで、「あるある!」「うわー、まさに僕のことじゃないか!」と、唖然としました。
でもそれは、私個人にたまたま当てはまったのではなく、多くの男性に共通することなんだと分かりました。
他の方のレビューを読むと、女性もまた然りなのだと感じます。

男女という「違う生き物」のことを知り、思い込みを手放して歩み寄る。
それが、この本の内容です。

私は未婚ですがが、将来の為に、いまこの本に出会えて良かったです。

最初は気持ちの上で反発するものがありました。「男は」「女は」ってひとくくりにしないでよ、って。自分はどちらかというとサバサバして男っぽいタイプだと思うので、この本で描かれている女性の心理が自分には当てはまらないものだと思って読みすすめていました。でも段々と、「あるある!」自分にもぴったり当てはまる女性の気持ちがズバリズバリと指摘されて、途中で読むのが苦しくなったほど。自分がパートナーに求めつつ、何か満たされない、その気持ちの裏がわかったように思います。彼にも読んで欲しいけど、まず私が自分自身を知る上でとても貴重な読書になりました。
結婚と恋愛がごちゃまぜで、離婚が急増している今の時代(私も離婚経験者です・・・)に、男と女が「ひとつになること」がこれほど重たくてそして尊いものであるということを、本当にいまさらですが、初めて知りました。

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