アドラー流 たった1分で伝わる言い方 の感想

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タイトルアドラー流 たった1分で伝わる言い方
発売日販売日未定
製作者戸田 久実
販売元かんき出版
JANコード9784761270445
カテゴリジャンル別 » ビジネス・経済 » ビジネス実用 » ビジネス交渉・心理学

購入者の感想

感情的になることと、
感情を伝えることはイコールではありません。

この指摘にハッとした。

「なんでわかってくれないの!?」と感情をぶちまけるのはNG。
「さびしい」「不安」「困った」「つらい」「残念」「びっくり」など
心にわいてくる感情を言葉に変えて伝えることが大切。

「あなた」を主語にすると、相手を責めている印象になりやすく
「私」を主語にすると思いが気持ちよくストレートに伝わる。
これも貴重なアドバイス。

確かに
「なぜあなたはこれをやってくれないの!?」では
売り言葉に買い言葉でケンカになるけど
「私はあなたにこうしてほしいの。なぜかというと…」と言えば
相手が耳を傾けてくれそうだ。

この本は、まずアドラー心理学の基本を冒頭36ページにもわたって
説明してくれています。
これが実にわかりやすい!

アドラーの本は何冊か読んでいますが、各論は理解できても
大枠で何が言いたいのかよくわからない本が多い中、
この本は、シンプルにアドラー心理学の基本用語を教えてくれます。

ここを読んでから、アドラー心理学の他の書籍を読むと
ぐんと理解が深まると思います。

そして、本編のパート2の「人間関係がうまくいく人の18の法則」、
この章をマスターすれば、人間関係の悩みはなくなる!と本気で思いました。

中学生でも理解できるほど文章は平易に書かれていますが、
かなり本質的なことが書かれています。

人間の悩みの多くは対人関係の悩みである。
その人間関係をよくするための「考え方」を説いています。

たとえば、18の法則の3つ目「相手の感情に振り回されない」。
私は、かつてこれで失敗しています。
感情的に怒っている相手に対して、イライラしたり、
しまいには自分も怒ってしまい、関係をめちゃくちゃにしたことがあります。
この法則を知っていれば、冷静に対応できたかもしれなかったと思いました。

18の法則の13番目「自分を大きく見せない」や
14番目の「自分が貢献できる居場所をもっている」なども
コミュニケーションの域を超え、生き方に通じます。
人の役に立つことを日々意識していると自分の居場所が見つかりやすくなり、
その居場所でがんばることが、本物に自信につながる、と書かれています。

そして、本書の要、パート4の「どんな相手にも伝わる言い方9つのポイント」。
これは、仕事でも子育てでもパートナーとでも使える万能薬。

例えば「感情で伝えるのではなく、感情を伝える」。
だめな例といい例が書かれていて、非常にわかりやすいです。
私、だめな例をそのまま使っていたかも(笑)

「人間の悩みはすべて人間関係の悩みである」「力によるのではなく、言葉を使って問題解決をすることが重要」とアドラーは言います。著者の戸田久実さんは「使う言葉を変えてみてください」と言い、いろんなシチュエーションでの具体的な言葉がけの実例を本の中で紹介してくれています。戸田久実さんは、実際にお会いしたことがありますが、素敵な振る舞いをし、周囲の人を常に勇気づけているような人でした。実践・体現されている人の本なので読もうと思いました。

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