問われる正義―大阪・泉南アスベスト国賠訴訟の焦点 (かもがわブックレット) の感想
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参照データ
タイトル | 問われる正義―大阪・泉南アスベスト国賠訴訟の焦点 (かもがわブックレット) |
発売日 | 販売日未定 |
販売元 | かもがわ出版 |
JANコード | 9784780305265 |
カテゴリ | ジャンル別 » 科学・テクノロジー » 地球科学・エコロジー » 産業廃棄物・公害 |
購入者の感想
アスベストによって人々は健康を害し、死んだかもしれないが、悪いとわかっていても、産業のためにはアスベストの被害を防止することはしなくても仕方ないのだ。
簡単に言うと、そういう判決が大阪高裁ででている。
そんなことを言えば、原発は危ないし、人々に被害を与えるが産業のためには仕方ない。そういうのと同じこと。けれど、原発事故で福島の人々の生活を脅かし、子どもたちの将来は不安であり、産業も大きな被害を被っているではないか。
こうした理屈がどのようにして出てくるのかという疑問に答えたのがこの本だと思う。結局そういう理屈を成り立たせるためには、証拠の使い方を恣意的にして、いい加減な論理で、結論が先にある。そうことをわかりやすく示しているのがこの本だと思った。
人の命か産業かというテーマは今も問われている大きなテーマだと思うが、「命が第一」ということを叫ばなければ、誰でもが犠牲になる。その恐ろしさを実感した。
簡単に言うと、そういう判決が大阪高裁ででている。
そんなことを言えば、原発は危ないし、人々に被害を与えるが産業のためには仕方ない。そういうのと同じこと。けれど、原発事故で福島の人々の生活を脅かし、子どもたちの将来は不安であり、産業も大きな被害を被っているではないか。
こうした理屈がどのようにして出てくるのかという疑問に答えたのがこの本だと思う。結局そういう理屈を成り立たせるためには、証拠の使い方を恣意的にして、いい加減な論理で、結論が先にある。そうことをわかりやすく示しているのがこの本だと思った。
人の命か産業かというテーマは今も問われている大きなテーマだと思うが、「命が第一」ということを叫ばなければ、誰でもが犠牲になる。その恐ろしさを実感した。