アップルの破壊的イノベーション―ケーススタディから競争戦略を読み解く の感想

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　これまで、アップルの製品が破壊的イノベーションであるとの主張はありましたが、
それを明確に分類し、説得するだけの十分な根拠を示し検証した書籍はありませんでした。
　しかし、本書は、十分な根拠を示した上で精緻に分析し、iPodやiPhone、iPadが
新市場型破壊製品であることをしっかりと論理立てながら証明しているため、
非常に読み応えのある内容になっています。

　過去に多くのイノベーション関連書籍を渉猟してきた者としては、
ジョブズ復帰後の約15年間のアップルを題材にして
クリステンセンのイノベーション論を用いてこれほど深く分析し、
また内容が詰まった書籍に巡り合ったことはなかったため、感銘を受けました。
一読をお勧めいたします。

序　章　アップルのイノベーション力
第１章　アップルにイノベーションをもたらしたビジョンと戦略
第２章　古典的なイノベーションの考え方とクリステンセンによるイノベーションの法則
第３章　iMacの戦略とイノベーション
第４章　iPodの戦略とイノベーション
第５章　iPhoneの戦略とイノベーション
第６章　iPadの戦略とイノベーション
第７章　アップルの破壊的戦略