日本成長戦略 40歳定年制 経済と雇用の心配がなくなる日 の感想

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タイトル日本成長戦略 40歳定年制 経済と雇用の心配がなくなる日
発売日販売日未定
製作者柳川範之
販売元さくら舎
JANコード9784906732357
カテゴリジャンル別 » ビジネス・経済 » 経済学・経済事情 » 経済学

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購入者の感想

雇用の流動化政策として、40歳定年制を提言している本です。

これによるメリットは、以下の内容と読みました。

・企業にとっての窓際族を減らし、企業自体の成長へ(現在の企業頼みの社会保証制度では、今は成立しない時代と考えるため。)
・定年→転職市場の規模を大きくして、転職しやすくする。
(なお、本の中では政府による転職のための「スキル構築」を行うと書いてある。具体的な方法は記載なしです。)
・社員は、転職を意識するため切磋琢磨する。

私の感想としては、会社の寿命が短くなってきているため時代は就「社」から就「職」へ向けて社会の変化が必要になってきている。そのための社会の変革の第一段階としては有効なのかと思います。そういった考え方に興味がある方は読んでみてはいかがでしょうか。

なお、なぜ40歳がベストなのか、いっそのことすべて年俸制でも良いのではないかという疑問は出てきました。

「40歳定年制」…40歳で仕事がなくなるのか。と思ったら、そういうこと
ではなかったです。
そもそも、日本的制度である終身雇用や年金制度が破たんしているのだから
しくみを変えなくてはならない。日本は解雇規制が厳しい代わりに、パワハラ
や追い出し部屋、社内失業が起きているのが現実。これは経営者が悪いという
ことではなく、制度疲労をおこしている結果なのです。本書ではそのことが
わかりやすくまとめられています。

65歳まで働いたら、そこからあらたなチャレンジはしにくいですよね。
それなら、みんなが40歳で一律にキャリアを一度見直そう、というお話し。
といっても、大部分の人は引き続き同じ職場で再雇用されるだろう、とも
著者は書いています。経営側からしたら、働き盛りの40歳がみんないなく
なったら困るでしょうから。

そもそも、「定年」という制度そのものを廃止すべきという意見もある
でしょうが、いきなり廃止という極論を目指すより、あらたな枠組みを
つくる方が現実的なのかなぁと思います。

個人的に興味のあるジャンルなので★5つ。

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